Roots --あたしが私に還るとき
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みぅ


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だからある時、写真が趣味であった彼にモデルを頼まれた時は天にも昇るようだった。喜び以上に、いつもは皆のものである彼と二人だけの時間が持てる、その事実があたしを興奮させた。
日曜ごとに、先生(そう呼んでいた)の白い軽自動車で河原の草原や山道に連れて行かれての撮影。
真面目な写真専門誌の中のみたこともないような美しい風景写真や、時にヌード写真などを見せてもらい、フロントグラスから夕暮れ空のグラデーションを見上げたりするうち、あたしの中で渦のような何かが激しさを増してゆく。
そうして幾つかの週末が過ぎて行った。
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