Roots --あたしが私に還るとき
Roots --あたしが私に還るとき
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「やだ…厭…っ、あぁ…」
あたしは我にかえっても拒否の台詞を口にし続けた。
どうにかすれば両腕も自由になりそうだったけれど、なぜだろう--そのまま彼の為すがままにされておこうと決めた。
「先生…っ、やめてぇ…」
--なんであの時、そう言えなかったの…。
「…な…んで…っ」
「ずっとこうしてほしかったんだろ…?」
彼も台詞を吐く。
「あ…あ…そんなことっ…ない…です…、厭ぁ…」
--あの時、確かにあたしはコウシテホシカッタ。
「せ…んせぇ…」
「イヤラシイ子だな…っ」
「や…イヤぁ…もぅ、ゆるして…」
--もっと云って。
「無理矢理されるのがスキなんだろ?」
「ぁ、ぁあっ、やぁ…ッ…あんっ、あっ、キモチぃ…イイッ」
激しく衝き動かされるあたしの一番深い場所。
痺れる。
痺れる。
熔けてゆく身体。
ぐちゃぐちゃ音をたてて。
掻き回されるクリームみたい。
クリーム色の眩暈に襲われて、あたしは全身を痙攣させた。
◆
「ゴメン荒っぽくして…」
彼の零した雫がお尻の上から太腿を伝い流れた。
コンドームを着けていなかったのだ。
あたしは呆然としていた。
「制服、やっぱヤバいな。興奮しちゃったよ…久しぶりだったし」
力無くベッドに凭れたあたしの腕を自由にし、自らの施瀉したものの残滓をキレイに拭き取って優しく抱き起こす。
そういえばこないだはあたし、生理だった。
バスタオルを敷いてシタ。2月の連休。
でもお互いあんまり良くなくって。
「ん…ちょっとびっくりしちゃった」
のろのろと身体を起こして呟く。
「でも、感じてたみたいだよ。なんか…凄かった。みぅのナカ。すぐイッちゃった、俺」
「ホントに?ヤダぁ」
彼を安心させるために少し微笑ってみせてから、首を傾げて目を逸らした。
そうなの。
なんだか、『無理矢理』だったことで自分への言い訳を与えられたみたいな気がした。
澤村に対して愛を感じないまま抱かれている自分への言い訳…。
それから--あの日先生に云えなかった言葉を口にできたこと。
ずっと云いたくて云えなかった拒否の台詞を“云えば云っただけ”カラダは愉悦に震えた。
どう説明すれば、貴方にわかって貰うことができるだろう?
とにかく嬉しかった。
嬉しかったのだ。
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