Roots --あたしが私に還るとき
Roots --あたしが私に還るとき
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「…やめて…ッ」
やっと、絞り出す声。
歪んだ声の主に懇願する。
「やめてくださ…」
声の主は、あたしを後ろ手にしたまま激しく膣内に入って来た。
「…っっ、ィヤぁーっ!」
痛い、痛い。
ヤメテ。
「抜いてっ、抜い…てぇ…っ」
腕に絡まったセーターを解こうと暴れるあたしを事もなげに背後から押さえ付けて、熱いものが出し入れされる。
喉が痛い。
こめかみに刺さるようなフラッシュバック。
タータンチェック。
エンジ色の絨毯。
紅い花。
闇に舞う黒いアゲハ。
埃のような鱗紛。
喉が熱い。
『無理だよ…』
切羽詰まった声。
--何が無理なの?
痛みに耐えながら、あたしは気付く。
--先生だ。
先生が、居るんだ。
あたしの中に。
「やぁあっ……っや…、やめてくださ……せんせ…いッ」
「…先生?」
澤村の声がする。
あたしはハッとした。
明るいクリーム色の世界。此処は何処だっけ…。
「今、みぅ。もしかして、先生、て言った?」
あたしの後ろ手を掴み、腰を打ち付けながら息を弾ませて訊く。
澤村はあたしの台詞をきいても不審がることなく、寧ろどこか嬉しそうだった。
大学で教職課程をとり体育教員を目指している彼には“先生”という呼び名が心地良く響いたのだろうか。
幸い、何かのイメージプレイのつもりだと思ってくれたらしかった。
「いいね、それ。もっと言って…」
そうだ。
あたしは制服のまま黒い小さなショーツを膝まで下げられ、後ろ手でベッドに顔を半分埋めて突っ伏している。
膝立ちの姿勢で後ろから恋人に犯されているのだ。
麻痺していた思考が急激に回復し、情況を理解したと同時に強い性感が沸き起こった。
いつの間にか痛みは消え、あたしの花びらから蜜が溢れ出し太腿を伝い流れていた。
採点