Roots --あたしが私に還るとき
Roots --あたしが私に還るとき
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「なぁ、ちょっとこーゆーコト…してみたくない?」
お互いの身体を知り尽くし馴れてきた頃のある夜、夫は夫婦の営みに“ある提案”を持ち込んで来た。
その夜、僅かなお小遣いをパチスロで増やすことに成功した彼は、帰りに近所の怪しげなビデオ販売店で買ってきたアダルトビデオをあたしに見せながらこう言ったのだ。
「こんな風にちょっと縛ったり、アソコらへんの毛剃ったりとか…。厭?」
それは素人の企画モノっぽい、所謂ソフトSMといった内容のビデオだった。
OL。
スクール水着。
ウェイトレス。
人妻。
そして…タータンチェックのスカートを穿いた制服姿の女子高生風。
皆、縛られたり手錠をかけられて様々な辱めを受けながらも素人らしく無表情で喘ぎ悶えている。
あたしは少し躊躇った。
例えるとするなら--ずっと隠してきた、昔の日記帳を見られたみたいな気分。
「…貴方がしてみたいんなら。…いいよ」
その頃住んでいたのは狭い、古いアパート。
一人で入るのも狭苦しいお風呂に二人一緒に入り、彼の望み通り恥ずかしい部分を被うものを剃り落とされた。
高ぶった身体を洗いあうのもそこそこに、身体を拭くのも待てないようにベッドへ抱きかかえ連れて行かれ、倒れ込む。
直ぐさまネクタイで私の両手首が纏めあげられる。
夫はどこからか透明なプラスチックの箱を取り出してきて見せつけた。
「今日、ついでに買ってみたんだコレ」
その中には、黒く卑猥な玩具。
まがい物の男性器。
別のネクタイで目隠しまで施され、私は期待だけでどうにかなりそうだった。
それまで夫としたどのセックスよりも濡らしてしまっていた。
子供のようになった剥き出しのソコを指と舌で嬲りまわされ、潮を吹いて放心状態になる。
「なんか、凄い。奥から噴き出してきた…」
感心したように云いながら玩具を押し当てる。
ニチャ、と音がする。
避妊具を被せられた偽物--固い。
輪ゴムの箱を開けた時みたいな鉱物的な匂い。
強烈な異物感。
「は…ぅ、イヤぁぁっ」
襞を巻き込むように--ずぶりずぶり入ってくる。
「く…ん、っあぁぁぁ…くぅん…、やぁっ…だぁ…」
電源はまだ入れられていない。
張形(ディルド)のようにただ抜き差しを繰り返す。
遅く…速く。
仰向けになったあたしの内壁を強く押し上げるように。
「あぁぁっ、あぁぁッ…」
粘りのない液体が間欠泉のように湧きだし、玩具とそれを握る彼の拳を濡らしてゆく。
採点