Roots --あたしが私に還るとき
Roots --あたしが私に還るとき
みぅ


30ページ目

完全に羞恥心のヒューズは切れてしまった。

「やーっ!い…ぁあっ!もう…もぅやめ…ぇっ…!」
「…痛い?」
彼の問いに、かぶりを振る。

痛みなど、もう感じない。
痛みより狂おしい“ある感覚”に襲われ、恐怖を覚えたあたしは必死で彼を制したのだ。

けれど彼は素直に指を抜き取ったかと思うと、間髪入れずその秘唇に自らの熱い道具を宛い、何かに追い立てられたように奥へと強く突き入れた。

「ィヤッ!あぁーっ…ん」
何故か昨晩とは全く違う、些か乱暴な挿入。
手足の先まで冷たい悪寒が走る。
ものすごく、固かった。


彼をカラダで受け入れながら、心で強く拒絶する。

その感情が渦となって混ざり合い、あたしの性感を呼び覚ます媚薬に変わった瞬間だった。


「ふぅっんん…っん、ぁあん…」
ビクビクとあたしの中で彼のモノが痙攣する。
杭を打ち込まれ、両腕を掴まれ開かれて。
『まるでハリツケになった蝶の標本みたいな恰好』、そう思うと悪い気はしなかった。

「あっ…ぅあ…キモチい…ぃ…」
彼が呻く。

繋がった粘膜が湿った摩擦音をたてる。
グチュッ…グジュッ…。
「イイか…?キモチイイ…か?」
譫言のように繰り返す声。

カラダごと揺さぶられながら、頬を上気させ薄目を開いてその顔を見上げる。

「はぁ…っあ、…っ、あたしも……あぁっ、…キモチイイぃ…っ!」


←前 次→
最新
採点
戻る トップへ
総合テキスト投稿&無料HP作成
(C)Chaos-File.jp