Roots --あたしが私に還るとき
Roots --あたしが私に還るとき
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目覚めた朝に、もう一度澤村はあたしの身体を開いた。
眠れないまま朝まで悪魔に蹂躙されたあたしの心は、その時既にはっきりと彼の存在を拒絶し始めていた。
愛情のないセックスへの背徳感。
『イケナイコトをしているのはわかっている、それでもヤメラレナイ』。
それは罪悪感とは違うものだった。
開き直りとも言える。
そしてその背徳感こそが、心に反してあたしのカラダをより深い渦へ導いて行く作用を秘めていたのだ。
奇妙だった。
◆
「おはよ。…眠れた?」
「はい…」
嘘。一睡もしていない。
飽くまで柔らかく、いたわるような優しい抱擁。
「まだ、信じられない…」
溜息と同時に彼が呟く。
そのまま耳たぶを甘噛みされ、微睡んで(まどろんで)いたカラダが覚醒した。
「は、っ…んっ」
「ごめん、ココ…痛いか?」
手負いの小動物を宥めるように、そっと手を茂みに伸ばし裂け目をやわやわと愛撫しながらその部分のご機嫌伺いをする彼。
「まだすこし…」
秘壷のフチの、背中側一帯に擦り傷のような痛みが残っていた。
「そうか…」
湿っぽい粘膜にくぐらせた指先をそのまま上へ滑らされると、あたしの蕾が顔を覗かせて応える。
「ん…っ、くぅ…んッ」
蕾は彼の指に弾きあげられて、眠気にふやけた意識の中枢に甘い毒を…快感を、流し込む。
一定のリズムでクリュン、クリュンッと“の”の字を描く動き。
それは偶然にも、いつもあたしがその蕾を玩ぶときのやり方とまったくそっくりだった。
「んっ…!んっ、ぁん…」
堪らなくって、勝手に腰が浮き上がる。
その合間に、あっと云う間に下を脱がされ脚の間に潜り込まれ。
「っ…ゃあぁぁ…っ!」
指でされていたままの動きで、今度は柔らかな舌があたしを玩ぶ。
あたたかくヌメヌメとした初めての感触に、パニックを起こした。
「やっ、やだぁぁッ…!や…めぇっ、恥ずかしぃよ…っ!」
Mの形に膝を立てさせられたまま、重い布団の中で唇と舌に翻弄される。
傷を舐めて治そうとする猫みたいに、何度も何度もあたしの真ん中を往復する舌。
「やめ…て、っ…あぁっ…んんん?っ…」
けれども発する言葉とは逆に、顔を見られていない開放感があたしを悦ばせる。
『ヤメナイデ…』
今までにない強烈な疼きが誘発され、花芯を震わせていた。
狂いそうだった。
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