Roots --あたしが私に還るとき
Roots --あたしが私に還るとき
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『モウ、ヤメテ…』
その時。
“何か”があたしの中で最終警告を発した。
けれど。
「あぁ…入っちゃったよ…全部…」
「ぃ…やッ…」
耳元で少し意地悪く囁かれた、その瞬間。
警告は弾け飛んだ。
「…ぃ、て…」
声にならない。
「…え?」
「動い、て…」
少し驚く気配のあと、大丈夫かと訊かれてただ頷く。
「おねが…、動い…てくださ…」
快楽だけを求めて、カラダが暴走し始める。
--もっと。もっと乱して。
壊れてしまってもいい。
懇願し、しがみつき、両の脚を彼の熱い身体に巻き付ける。
大きな背中。
肩甲骨が指に触れた。
「…っ、あっ、あっ…あぁっ、ひあぁあんっ」
放たれた野性をぶつけるように烈しい抜き差しが開始された。
ずぶずぶと突き入れられる肉塊。
あたしの容れ物はその快感に辿り着けるほどの成熟は遂げていなかったはずだ。
けれども挿入された熱い性器はしっかりくわえ込まれていた。
絡み付き、びちゃびちゃ蜜を噴き出し、痛みすら悦楽に転換させて色づき咲き乱れる花びらに。
「痛いか…っ?」
「あんッ、ひぁ…ぁんんっ、あッ、平気…ですッ」
「ぅ…っ、あぁっ」
最終地点の手前で全力疾走する長距離ランナーのような彼の息遣い。
さらに動きを速めながら、身体を立ててあたしの腿を抱え上げ揺さぶり続ける。
こみあげる甘い痛み。
誰も触れたことのない雌蕊の一番奥まで、彼の尖端が突き刺さった。
「あぁッ、あ、ぅぅん…っ、ぃあぁぁ…」
「っ、ハッ、あぁぁ…」
二つの激しい喘ぎが重なり、彼の頂点が近づいていることを告げていた。
そして--その時。
あたしは聞いてしまったのだ。
--決して耳にするべきではなかった、その言葉を。
「はぁッ、あ…っ…愛してるよ…みぅ…っ」
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