SKE48が異世界に!??異世界冒険譚?
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第三話「旅立ち」?前半?


  
町外れにある小さな家……

茉夏「入ってくれ」

二人「お邪魔しまーす」

部屋の中の様子は、いたってシンプルだった。テーブルにソファ、ベッドとクローゼットほどしかない。

茉夏「とりあえずソファに座っていてくれ。今、コーヒーをいれる」

玲奈「うん。ありがとう」

二人はソファに座る。

茉夏がコーヒーをいれている間、玲奈は考えていた。

玲奈(あの仮面の人物は一体何者なの……? 何の目的で私達を異世界に……?)

明音「玲奈さん、玲奈さーん!」

玲奈「え? ……ああ、ごめん」

茉夏がテーブルにコーヒーを置く。

茉夏「さて、まずはどこから話そうか」

と、茉夏は二人の名を呼ぼうとするが、まだ二人の名を知らないことに気付いた。

明音はそれを感じ取ったのか、

明音「あ、自己紹介がまだだったよね。私の名前は高柳明音。そして、」

玲奈が続ける。

玲奈「私は松井玲奈。……なんか変な感じだね。今更自己紹介するなんて」

茉夏「玲奈に明音だな。わかった。……それじゃ、話そうか」

玲奈が聞く。

玲奈「とりあえず、この世界はどんな世界なの?」

明音「うん。確かにいくら異世界でも名前くらいあるんじゃ」

茉夏はコーヒーを一口飲み、話し出す。

茉夏「この世界、というかこの星? には1つの大陸しかない。この大陸の以外は、全て海だ。

……そして、この大陸の名は『アルフラント』という」

玲奈「アルフラント?」

茉夏「ああ。そして、アルフラントは3つの国に分かれているんだ。国と国は、大きな壁で仕切られている」

玲奈は頷きながら聞いている。

一方、明音は……

玲奈「ん?どうしたの、ちゅり」

明音「茉夏がこんな喋り方するなんて、やっぱり違和感あるなー」

茉夏「記憶を失う前の私は、どんな喋り方をしてたんだ?」

明音「えーと、それは……って、記憶がなくなったって話、信じてくれるの!?」

茉夏「私も認めたくはないが、事実、昔の記憶がないんだ」

玲奈「えっ? それってどういうこと?」

茉夏「子供の頃の記憶がないんだ。一番新しい記憶は……傭兵になったぐらいの時だな」

明音「そうなんだ……。でも、それじゃおかしいと思う。茉夏は私達と一緒にこの世界に来たはずなんですよね?」

明音が玲奈に聞く。

玲奈は頷く。

玲奈「うん。恐らく。その辺りは、もう少し調べてみないとわからないかも」

茉夏が話を続ける。

茉夏「そうか。ならば話を続けるぞ。アルフラントは、3つの国に分かれている、というところまでは説明したな。

1つの国は、国王と歴史ある騎士団が国を統べる騎士国家、『サラマキア』。


そして1つの国は、2つの勢力が争いを続けている。治安は悪く、他の二国と比べ貧しい人が多い国だ。この国を『ガラマナ』という。

そして、私達のいるこの国が……」

明音が話を止める。

明音「ちょっ、ちょっと待って! サリマキアとガラマラ? がなんだって?」

玲奈「サラマキアとガラマナ、ね」

明音「凄いですね玲奈さん……」

感心している明音を横目に、茉夏は話を続ける。

茉夏「私達のいるこの国は、名を『セシア』という。他の二国と比べ、この国は随分と平和だ。国王のお蔭だろうな」

玲奈が聞く。

玲奈「そんな凄い国王なの?」

茉夏「ああ。統率力があり、民からの信頼も厚い」

今度は明音が聞く。

明音「えっ、じゃあなんで茉夏はそんな刀を持っているの?」

茉夏「さっきのことを忘れたのか? この世界にはモンスターが存在していて、民に害を与えるモンスターも多い。

私の傭兵としての仕事は、モンスターの討伐がほとんどだ」

玲奈「そうだ。さっきはお礼を言ってなかったよね。助けてくれてありがとう」

二人は頭を下げる。

茉夏「別に気にすることはない。

……話の続きだったな。玲奈、明音。お前達も武器ぐらいは持っておくべきだ。今度いつあんなことになるか分からんからな」

玲奈が何かを思い出す。

玲奈「そういえば、茉夏はあの時なんであんなに身軽だったの?」

茉夏「私は、『スランサー』を持っているからな」
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