運命の出会い?AKBとマネージャー?
第26話
家へと戻ると珠理奈が朝御飯を作っていた。廊下までいい匂いが漂ってくる。拓海のお腹は思わずグゥ?っと音を鳴らした。
松井「あっ!!たく兄おかえり?♪朝御飯作ってるから待っててね♪」
拓海「じゃあその間に風呂にでも入ってくるとするか♪」
拓海は風呂へと向かった。拓海は体を洗いながらふと考える。
拓海「(珠理奈・・・昨日のこと・・・覚えてるのかな・・・)」
そのことばかり考えていた。今さらだかが拓海は昨日の自分の言動を後悔していた。風呂からあがってもそればかりが頭をよぎる。リビングへと戻り珠理奈の顔を見た瞬間、余計に罪悪感に見回れた。なぜあんなことを俺は・・・しかも妹にだぞ・・・最低だ・・・!!俺は最低な兄貴だ・・・。と・・・。しかし珠理奈は俺の姿が見えると笑みを浮かべながら元気に話しかけてくる。
松井「たく兄?♪今日はじゅりたん特製のお魚定食だよ♪」
拓海「あっ・・・!!ありがと・・・」
返事もそっけなくなってしまう。どうすればいいんだか自分でもわからなかった。とりあえずご飯を食べる。
拓海「・・・・いただきます」
─パクッ─
・・・なにも感じなかった。普段は美味しく感じるご飯も今日は何故か喉を通ろうとしなかった。それに気付いたのか珠理奈が心配そうな顔をして話しかける。
松井「どうしたの・・・?具合でも悪いの?」
拓海「ああっ!!いや・・・何でもないよ・・・。気にしないで・・・」
松井「もしかして・・・昨日のこと・・・?」
拓海「ええっ・・・ああっ・・・その・・・」
なんでわかったんだ!?拓海は心の中で叫んだ。しかしもう隠せない・・・。
拓海「ごめん!!・・・昨日はどうかしてた・・・。珠理奈にあんなひどいことするなんて・・・。俺は・・・兄貴失格だ・・・(泣)」
悔しくて涙が出てきた。珠理奈は黙り込んだまま動かない・・・。もう終わった・・・。何もかも・・・。そう思った。しかし珠理奈は優しく微笑み、拓海の頭を撫でた。
松井「昨日のことは気にしないで//私・・・ちょっと楽しかったの//最初はたく兄に喜んで欲しくて無理してあんなことしたけど・・・//でもしばらくしたら・・・その・・・あんなたく兄もありかなって思って・・・//」
拓海「でも俺は・・・あんな酷いことを珠理奈にやったんだぞ・・・」
松井「・・・たく兄がSになったとき・・・正直怖かったよ・・・。でもその中にもちゃんと優しさはあった・・・だからやっぱりたく兄はたく兄なんだって・・・改めて思った」
拓海「珠理奈・・・//」
松井「後最後にひとつだけ・・・」
拓海「・・・・なに?」
松井「たく兄だけなら・・・Mな私でもいいな・・・//」
拓海「なっ・・・//珠理奈!!」
松井「あっ!!仕事遅れちゃう・・・//早くいかなきゃ//じゃあまたね♪後、泊めてくれてありがとう//名古屋帰ったらメールするからね♪また泊まりにに来るからね♪」
そう言い残すと珠理奈は元気よく飛び出していった。1人になった拓海・・・。しかし明らかに表情は明るかった。珠理奈のいってくれたことに少しホットしたのだろう。目から流れ出た涙を拓海は拭いた。
拓海「ありがとう・・・珠理奈//おかげでなんか元気でたよ//さて!!俺も仕事頑張るぞ!!」
拓海はスーツに着替えた。1日ぶりのスーツ。しかし何故か懐かしさを感じた。拓海はスーツに着替えるなり早速手帳で予定を確認した。
拓海「えっと・・・今日は夕方からノースリーブスの新曲の収録のつきそい・・・。昼間少し時間ありそうだな・・・。よし!!久しぶりに顔出しにいくか・・・!!」
そういって拓海は家を出た。歩きながらスーツの襟をビシッと整える。拓海の向かった先は・・・。
新宿歌舞伎町・・・・。
ホストの町と知られている歌舞伎町。その町に拓海が訪れたのはほかならない1件のホストクラブへと訪れるため・・・。歌舞伎町の大通りを進み路地を入っていく。余り人の来なさそうな道を入っていくとそこに店はあった。まだ昼間の12時、開店のために準備や清掃をしているころだろう。拓海はドアの前に立ち、両手でドアを勢いよく開けた。
─バンッ─
拓海「久しぶりだな・・・みんな!!」
ホスト「オーナー!!!」
みんなが拓海の元へと駆け寄る。「ホストクラブ ロミオ」拓海が3年前に作り上げたホストクラブ・・・。歌舞伎町ではナンバーワンのホストクラブだ。普通は短くても5年・・・いや10年はかからなければナンバーワンの店にはなれないとされていたが、拓海はそれを2年でさせた。そんな拓海は歌舞伎町ホストクラブオーナーの「神の申し子」とまで言われ有名になっている。
ホスト「オーナー!!元気そうで何よりですよ!!マネジャー業の傍らホストクラブも切り盛りするなんて・・・僕にはできませんよ//」
拓海「いやいや・・・。この店を続けていけてるのは、お前たち全員のお陰なんだ・・・。感謝してるよ」
ホスト「オーナー・・・//」
そんなときだった。
─タッ・・・タッ・・・─
足音が聞こえた。その瞬間、拓海を輪のように囲んでいたホストが一斉に道を開けた。拓海の元へ2人のホストがやって来た。
拓海「久しぶりだな・・・。亮介、玲音・・・//」
亮介「お久しぶりですオーナー・・・お元気そうでよかったです。ホッとしました//」
拓海「お前・・・また売り上げ伸ばしたんだってな!!凄いじゃないか!!」
亮介「いえいえ//僕はまだまだですよ//まだあのお方には手が届きません・・・」
拓海「大丈夫だ!!お前は焦らず、じっくりとやれば、必ずしも結果はついてくるさ」
亮介「はい!!頑張ります!!」
戸倉亮介・・・。ロミオのナンバー2のホスト。その誠実さから奥様がたに人気がある。そのせいもあってか、歌舞伎町のマダムキラーとも呼ばれている。
玲音「拓海お久?♪」
拓海「玲音・・・お前また一段とチャラくなってないか?」
玲音「別に女の子落とせば問題ないっしょ♪みたいな(笑)」
拓海「ハハハッ(笑)それもそうだな♪いや?相変わらずでよかったよ」
如月玲音・・・ロミオのナンバー3。その甘いマスクとチャラさから若い女性に人気のあるホスト。しかしその見た目とは裏腹にとても負けず嫌いの努力家。拓海も人目おく存在だ。
しかしその2人も差し置いてダントツでナンバー1の座を守り続けるホストがいる。拓海の目的はそのホストと会うためでもあった。
拓海「アイツ・・・いるか?」
亮介「オーナー室にいますよ・・・。拓海さんのこと・・・ずっと待ってましたから」
拓海「そうか・・・・ありがと」
拓海はオーナー室へと向かった。ホールの裏にあるオーナー室。拓海はドアを開けた。デスクへと向かう短い廊下。歩いていくと姿が見えてくる・・・。オーナーデスクのソファに足を組み、堂々とした姿で座っていた。
?「久しぶりだなぁ・・・。成瀬拓海さんよぉ!!」
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