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カオス・ストーリー23

運命の出会い?AKBとマネージャー?
第27話

拓海「おい・・・。そこに座っていいのは俺だけだぞ//」

?「お前がいない間・・・だれがこの店守ってると思ってんだよ。これぐらいはいいだろ」

拓海「それもそうだな・・・すまない和弥//」

和弥「謝るなんてお前らしくないなぁ(笑)」

拓海「まぁな・・・。女の子の相手ばかりしてると性格も変わるもんだな・・・」

和弥「表情が優しくなったよなお前・・・。なんかいいことでもあったのか?」

拓海「まぁな♪」

ロミオのナンバー1・・・。一ノ瀬和弥。昔拓海と対立していた歌舞伎町の頭を張ってたヤンキーだった。今では古い戦友でもあり親友でもある。コイツほど俺の気持ちを理解してくれるやつはいないと拓海は思っているほどだ。

拓海「お前・・・9ヶ月連続でナンバー1なんて・・・。流石だな」

和弥「まぁ俺にかかっちゃ女の子なんてイチコロよ・・・!!」

拓海「ハハハッ(笑)それもそうだな(笑)お前のことだからうまいことしてるんだろうけどな(笑)」

和弥「そういうお前こそ!!どうせAKBの人に色目使って口説いてんじゃね?のか!?」

拓海「AKBは恋愛禁止だぞ//そんなことするわけねぇ?だろうがよ(笑)」

和弥「本当か・・・?」

拓海「当たり前だ!!」

和弥「ウソッぽ(笑)」

拓海「なっ・・・!!」

和弥「フフフッ(笑)」

拓海「ハハハッ(笑)」

久しぶりの親友との再開に2人は嬉しさの余り大笑いした。和弥と話せているだけで拓海は嬉しかった。しかし和弥は改まって拓海に話しかける。

和弥「拓海・・・ありがとな//」

拓海「なんだよ//らしくねぇ?な!!」

和弥「俺が初めてこの店きたときのこと・・・覚えてるか?」

拓海「あぁ・・・もちろん//痩せこけて、生きてるか死んでんのかわからないお前が、俺に土下座してまで店にいれてくれ!!ってすがりついてきたこと・・・。あの時は本当に驚いたぜ(笑)」

和弥「あの時は借金抱えてたからな・・・。お前のところに逃げ込むしかなかったんだ・・・。でもな・・・不思議とコイツとなら馬が合うんじゃないかってふと思ったんだ・・・だから俺はお前のいるロミオを選んだ・・・。」

拓海「俺も思ったさ・・・。お前とならなんかうまくいきそうな気がした・・・。だからお前を雇ったんだ」
和弥「拓海・・・//」

拓海「そのとおり、お前はこの店のナンバー1まで上り詰め、今じゃ歌舞伎町ナンバー1のホストになった・・・。俺の読みは鋭かったみたいだな(笑)」

和弥「それもこれも全部お前のおかげさ・・・ありがとな//そしてこれからも親友としてよろしくな!!」

拓海「おう!!これからも頼むぜ!!・・・さてと。俺も仕事にいくか・・・」
和弥「今から仕事か!!頑張れよ!!」
拓海「おう!!んじゃまたな!!」

拓海はオーナー室を後にした。本当はもっと話したい気持ちもあったがそれは今度にとっておくことにした。ロミオの扉を開け外に出る。大きく深呼吸を拓海はした。
拓海「よし!!」

そして気持ちを切り替えた拓海はレコーディングスタジオへと向かった。

歌舞伎町からあまりレコーディングスタジオまではかからない距離にあった。丁度お昼時だったため、喫茶店でご飯を食べた。そしてレコーディングスタジオへと向かった。着いたときまず驚いたのはその小ささだった。拓海の想像はデッカイ建物だったがそれとは全く逆だった。さらに部屋の数が楽屋、スタジオを合わせても6つしかなかった。とりあえず拓海は中へと入る。楽屋は部屋が少ないのですぐにわかった。

─ガチャ─

拓海「おはようございます♪」

高橋「あっ!!マネジャーさん♪おはようございます?♪」

峯岸「ん!!んはようございます!!モグモグ・・・//」

小嶋「物を口に入れたまま話すのは行儀悪いよみいちゃん!!」

峯岸「ん・・・//モグモグ」

拓海「お菓子・・・ですか?」

高橋「そうですよ♪これからレコーディングだから活力つけなきゃ頑張れませんからね♪」

拓海「さすが高橋さん♪あっ・・・多分もうそろそろ始まると思いますので、準備をお願いします♪」

峯岸「了解いたしました!!」

小嶋「みいちゃんテンション高すぎ・・・(笑)」

拓海「じゃあ僕はいろいろ仕事があるのでまた後で♪」

小嶋「は?い♪」

そういって拓海は楽屋を後にした。拓海は3人が出ていった後、楽屋の掃除をした。これも立派なマネジャーの仕事だ。やはり女の子たちの楽屋だけあって部屋中いい匂いがした。しかし雑誌や化粧品などが散乱していて片付けは大変だった。隅から隅までキレイにする。それがマネジャーの鉄則だ。楽屋を片付けるのにも1時間かかってしまった。

拓海「ふぅ・・・今回はかなり疲れたな//多分いままでで1番楽屋汚かったな(笑)・・・よし!!」

片付けを終えた拓海はスタジオへと向かった。

拓海「やってるかな・・・?」

拓海が顔を出しにいったとき。

─はいオッケー!!少し2時間ぐらい休憩いれてからもう一回やるからね♪─

高橋「わかりました!!ありがとうございました!!」

丁度レコーディングの前半戦が終わったところだった。3人は楽屋へと戻る。

高橋「ふぅ?・・・今日はいつもよりも声が出てた気がするなぁ♪」

小嶋「なんかいい歌になりそう♪」
峯岸「にゃんにゃん・・・なりそうじゃなくて・・・なる!!だよ!!」

小嶋「ハイハイ//すみません//」

─ガチャ─

拓海「お疲れさまでした♪」

高橋「お疲れさまです//部屋片付けてくれたんですね♪ありがとうございます」

拓海「いえいえ//これも立派なマネジャーの仕事ですから♪それより皆さんお腹空きません?2時間休憩時間ありますし・・・。どこか食べにいってきてはどうですか?この近くならいい店知ってますよ♪」

峯岸「本当に!?行く行く♪たかみなもいくよね?」

高橋「お腹空いたし・・・行きますか♪」

峯岸「わ?い♪じゃあ早くいこうよ?♪」

高橋「わかったよ//にゃんにゃんは?食べにいく?」

小嶋「私早飯しちゃったからいいや・・・♪」

高橋「そっか♪じゃあいってきます♪」

拓海「いってらっしゃ?い♪」

─ガチャ─

2人はご飯を食べにいった。

拓海「行っちゃいましたね・・・//」
小嶋「そうですね//」

拓海「小嶋さん・・・ご飯食べにいかなくてよかったんですか?」

小嶋「はい♪ここくるまえに食べてきましたから♪」

拓海「そうなんですか・・・。あっ・・・なにか欲しいものとかあります?なんでもいってください♪」

小嶋「欲しいもの・・・あっ・・・1つだけあります♪」

拓海「なんですか?僕が出来ることならなんなりと♪」

小嶋「本当ですか♪じゃあ・・・すこしお昼寝したいので・・・膝枕・・・してもらってもいいですか?」

拓海「はっ・・・・へっ!!ひっ・・・膝枕!?」

小嶋「・・・・ダメですか?」

拓海「いやいや//全然オッケーですよ//」

小嶋「じゃあお願いします//」

拓海は楽屋にあったソファーに座った。そこに小嶋が倒れ込む。正直小嶋がこんなことをいうとは思わなかった。近くで見るとすごく大人っぽく色気があった。

拓海「これで・・・いいですか?」

小嶋「はい//後、1時間経ったら起こしてもらっていいですか?」

拓海「わかりました♪」

小嶋「お願いします//じゃあお休みなさい・・・//」

そういうとあっという間に小嶋は夢の中へとおちていった。

拓海「寝顔可愛いな//」

拓海は小嶋の寝顔を見て思った。天使のようなやさしい寝顔だった。小嶋の寝顔を見ていると段々と拓海も睡魔に教われた。

拓海「俺も仮眠とるかな・・・」

拓海は目をつぶった。そうして拓海も夢の中へとおちていった・・・。
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