優子の物語_第20話/AKB48のエロ小説
優子の物語
第20話

先ほどの小石を蹴るような歩き方とは違い
今の鈴蘭はthe女の子と言うか何というか・・・

そんな鈴蘭は俺の顔をみながらポカンとしている

そして

「えっ!?」 

と大きな目をパチクリさせていて、少しオーバーリアクションなのではと感じてしまう程だ。

「まぁ俺の彼女来ると思うけどねぇ」

ハハハとへたくそな苦笑いで彼女をみると、
彼女はまたもや目を大きくさせて、口に手をあて驚いている。
でもなんだか鈴蘭の様子がおかしくなってきて、俺は何かまずい事をしてしまったのではと心配になった。
鈴蘭の歩くスピードが増してくる。手を繋いでいる訳だから俺も引っ張られる。
すると急に鈴蘭が立ち止まって、笑みも無く俺を見つめてくる。彼女の瞳はメデューサではないのだろうかと疑うほど綺麗だった。
2、3秒位して鈴蘭はニタッと急に笑顔になり

「先輩の彼女に会えるなんて楽しみっ♪・・・んじゃまた学校で♪」

そういうと鈴蘭は俺の手を放して走って行ってしまった。

「ちょ、ちょちょちょちょいちょーいっ」

すでに鈴蘭がいないのに突っ込む俺。周りからどんな目で見られてるのか・・・想像はつく・・・

時計を見ると時刻は8時25分。

謹慎明けそうそう遅刻はまずいな・・・右腕の時計を見て俺はそう思い学校へ急いだ。
確かに周りを見ればもう家の学校の制服を着ている人はいない。
そうして十字路を左に曲がった所で、懐かしい一週間ぶりの学校が見える。
もう遅刻は覚悟しよう・・・と決心して正門をくぐった。
あぁそういえばあの事件の時ここで優子を待ってたっけなぁと
妙に懐かしさを覚え少し立ち止まり正門を見る。
「よしっ!」
ここからが森孝輔第二章の開幕だ!スタートだ!。そうこの門に誓った。
実際スタートなのかもしれない。今日からは前の自分とは違う風にいれる気が確かにするし、
何も悪い事が起こる気がしないのだ。何も・・・。
クルッと昇降口の方を見ると入り口の所に誰かが下を向きながらまるで愛している人を待つかのように立っている。
女の子なのは分かるが、こんなギリギリの時間に何をしているんだろうか。
目が悪い俺は序々にその娘との距離を近くしていった。
入り口の前の階段を一段上るとその娘が誰なのかわかった。
「優子?」
「えっ!こ、孝輔?」
彼女は俺が来た事に驚いているようで、そして一週間ぶりの彼と言うことなので顔を赤らめ涙目で俺を見つめてくる。

一週間ぶりの彼女はあまりにも美しく輝いていて、
まるでアイドルなのではないかと思ってしまう程だった。
俺が彼女の方へ一歩近づくと、彼女はすぐさま俺の胸に飛び込んできた。
「会いたかったよッ・・・会いたかったよ孝輔ッ・・・・うっ・・・」
「俺もめっちゃ会いたかったよ・・・優子・・・」
優子は俺の胸で泣いていた。色々大変だったんだな、きっと。

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

ホームルーム開始を知らせるチャイムが鳴る。
「あっ・・・」
抱き合いながら目を合わせ笑い合った。
「いきなり遅刻かぁ」
真下にある優子の顔を見て笑いながら言った。
「あーぁ、もしかしてまた停学喰らうんじゃないのぉ」
優子はケラケラしながら答えるが彼女のえくぼを見ると俺はなぜだか和んでしまう。
流石にこのまま昇降口にいるのはまずいと思った俺は優子にここから動こうと言おうと思ったが、
優子が突然俺の首に手を回してきた。
「ねぇ、キス・・・して?」
あまりにいきなりだ。しかも学校だぜ?
あぁどうしよう・・・優子はキスを待っているのだろう、目を閉じてその時を待っている。
「今はだーめ」


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