君に、夢中に、させられて
第19話
例の事件については、
あの2人が説明してくれたらしい。
そして、ゆきりんとたかみなの2人は、
どうやらタクシーで帰ったらしく、
俺は兄貴の車の中で事の結末を聞いた。
例のマネージャーは当然ながら逮捕され、
男も連行されたらしい。
ただ、気がかりなことが一つあるとすれば、
どういう対応になったのか、ということぐらいだろう。
おそらく康さんは慎重に考えるだろうからね。
さて、
このときの俺の体に何が起きていたのか。
風邪をひいていた。
吹いていない、ひいてるんだな、これが。
あの格闘の中で、
どうして気付かなかったのかが不思議なぐらいだ。
でも、実際、あの格闘中に自分で何言ってるのか、
ワケ分かんなかったしな。
そう言われれば最近、
あまり寝てないしな、
風邪気味で、
上着脱いで暴れたら、
そりゃそうなるわな。
とりあえず今日は寝ることにした。
ああ、お店のみんなに面目ない。
柏「これは・・・もしや?」
ド「何言ってんだ?
せっかく百年戦争に勝ったんだぞ?」
・・・あああ、また夢だぁ(T_T)。
・・・あれ?
朝岡さんに似ている?
柏「朝岡・・・さん?」
ド「え? 誰? アサオカ、って。
俺の実名はマタン。
せっかくコードネームあるんだからさ。
ユキ・・・じゃなくて、ジャンヌ。 」
え?
あたしのコードネームって、もしかしてジャンヌ?
ド「まぁ、そうなんだけどね、
しかし、ここでのんきに話してる場合じゃないぜ。」
え?
ド「後ろ、見てみな。」
え、なんでこんなに追っかけがぁ!
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