?由依との奏で?
第26話
?翌日?
俺は激しい頭痛にさいなまれていた。
(なんか俺の体、変だよな…)
俺はいつも通りバスに乗り込んだ。
学校につき、朝練に参加すると、こじはる先輩が俺に話しかけてきた。
小嶋「えーん(бвб)翔太郎?」
翔太郎「はい?」
俺の胸の鼓動が高鳴る。俺は昨日柏木先輩に刷り込まれていたようにこじはる先輩を恋愛対象として見てしまっていた。
翔太郎「なんですか…?」
小嶋「竜とけんかしちゃったー! 相談にのって?」
翔太郎「は、はあ…」
俺は完全に柏木先輩の思惑通りに動いてしまっているのであった…
小嶋「今日練習終わったらちょっと付き合って?!(бвб)」
翔太郎「はい!」
人の思い込みは恐ろしいもので、俺は勝手にこじはる先輩が俺にも気があると思ってしまった…。
その日の俺はこじはる先輩のことだけで頭がいっぱいだった…。
高柳「五代君なんか今日うれしそうだね!」
翔太郎「え?そ、そうかな?ははは…」
高柳「一言で言うならずっとにやにやしてる?!」
…ちゅりに突っ込まれてしまった…。
そして部活では…
高橋「翔太郎、今日調子いいじゃん!」
翔太郎「ありがとうございます!」
高橋「この調子で頼むよ!」
翔太郎「はい!」
今日はなんかツいてるぞ?なんて思っていた。
そして運命の部活終わりがやってきた。
いつしか頭痛はおさまり、今日という日の楽しさを謳歌していた。
小嶋「翔太郎? じゃあ、いこっか…」
翔太郎「は、はい!」
この時のこじはる先輩は少し暗い表情になっていた。
(これは…チャンスなんじゃないか?)
俺とこじはる先輩はドトールへと向かったのであった…。
俺とこじはる先輩はキャラメルラテを注文して、話し始めた。
小嶋「この前ね、デートの時に遅刻しちゃって、すんごい竜が怒っちゃって…」
俺は話をしっかり聞いていた。
小嶋「それから、謝ったんだけど、許してもらえなくて、どうしたらいいかわかんなくなっちゃたんだ…」
翔太郎「あの、竜さんがですか…?」
俺は少し驚いた。竜先輩は部内でも有名な人格者で、怒るところが想像つかなかったからだ。
小嶋「竜、意外とキレやすいんだよ…?それでね、あたし…ぐすっ」
こじはる先輩の目から涙が一滴、二滴としたたり落ちる。
翔太郎「俺なら…先輩にそんなことはしないのに…」
俺は小声でつぶやいた。
小嶋「え…?」
翔太郎「女の子を泣かすのはよくないなって思って…」
小嶋「ありがとう…。翔太郎だとなんか正直になれちゃうんだよね…」
俺は少し照れくさくなった。こんな少年みたいな気持ちは久々なので恥ずかしさは倍増した。
小嶋「あ、そうだ翔太郎?ちょっと目をつぶって?」
言われるがままに目をつぶる。
ちゅっ
唇にやわらかい感触がした。
そしてこじはる先輩は俺のらてに柏木先輩と同じように液体を一滴垂らしたのであった…。
目を開けると、こじはる先輩がはにかみながらこういった。
小嶋「今のは…内緒ね?(бvб)♪」
こじはる先輩のキスは、甘さに加え、どこか苦い気がした…
俺はラテを一気に飲み干した。
そして俺とこじはる先輩は店をでたのである。
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