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カオス・ストーリー23

死の脱出ゲーム
第2話

みんな自分の席に座った。俺は陽菜の隣がよかったが絵里が座ったので我慢しよう。
それに時間はまだあるのだから後で話せばいい。
みんな高校からどうなったかを話あった。元気は工業の仕事に就いた。今日は休みをもらい参加したそうだ。
憂香と春斗は同じ高校、同じ大学に行ったのを聞いてまた驚いた。お互いすごく信頼していると言ったらいいのか。
俺も早く彼女を作らなくてはと心の中でつぶやいた。
猛はボクシングを高校で始め今も続けていて今度世界一になってやるとみんなの前で宣言した。俺が腹を抱えて笑うと殴りかかってきそうだったので慌てて謝った。
絵里は弁護士になりたいと語った。さすがだなぁとみんな感心した。今の日本を少しでもよくしようと努力してるそうだ。
陽菜は高校を途中で辞め、AKBで活動している。みんなも陽菜がAKBの一員で頑張っているのは知っている。
陽菜は楽屋での様子を楽しそうに話した。みんなも笑いながら話を聞いていた。

最後に俺の番だ。
俺は教師になりたくて大学に通っているのを話した。するとみんなが『先生、先生』とおちょくってきた。
陽菜も笑っていて少し恥ずかしい。みんな一通り話すと自分の料理を食べ始めた。鍋や焼き魚などたくさんのごちそうに俺は食らいついた。


楽しかった一時も終わりに近づいてきた。

元気「さて、そろそろ帰りますか。」

元気が腰をあげるとみんなも立ち上がった。俺は陽菜に話しかけた。

健「陽菜。仕事…頑張れよ。」

陽菜「うん。健君も教師に絶対になってね!私バカだから健君が先生になったら教えてもらおっかな?」

健「あぁ。なってみせるよ。」

会計を済ませ外に出た。とうとう別れの時だ。

猛「みんな楽しかったぜ。」

絵里「みんなまた時間空いたら会いましょう。」

とうとうみんなとお別れか。でも二度と会えなくなるわけではない。また会えるだろう。
ここにいる誰もが思っただろう。
そしてここにいる誰もが思わなかっただろう。
この後起こる悲劇を……。

続く
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