?由依との奏で?
第12話
長い間裸のままベッドに転がっていた気がする。
ようやく動けるようになった俺たちは下着をつけ、服を着ることから始めた。
玲奈「なんか、また新境地ってのを見つけられたかも♪」
翔太郎「俺も久しぶりのかなり来てたわ…」
玲奈「またシたくなったら言ってくれてもいいんだよ?」
翔太郎「…なったらね。」
玲奈は満足した表情で帰った。
一人になってしまったので俺はまずケータイを開いた。
由依ちゃんから一件のメールが届いていた。
内容は以下のようなものだった。
「初メールやね! もしも明日起きれたら学校一緒にいかへん? ほなね(・o・)/」
翔太郎「なんか女の子にしては淡白なメールだなぁ…」
俺は一人でそうつぶやいて「じゃあ、一緒にいこ?!(^^)」と返信した。
最近、女の子との絡みが多いなぁ…なんて思いながら俺は眠りについた。
一人で起きるのはいつ振りだろうか。
俺はいつもより一時間近く早く目が覚めた。
昨日の行為の影響は全くなかった。
(俺、やっぱりまだ若いな…(笑))
とは言いつつも俺は朝飯を用意する気にならなかったので朝食を抜いた。
いつものバス停に行くと、由依ちゃんはまだ来てはいなかった。
翔太郎「まだ来てないのかな…」
俺はバス停の近くで音楽を聴きながら待つことにした。
???「あら、去年に比べておとなっぽくなったのね♪」
俺は気づかなかったが、この後の俺を再びどん底にまでたたき落とす人物の影がゆっくりと、確実に近づいてきていた…。
その頃、由依ちゃんは慌てふためいていた。
由依「あかん?、寝坊してしもた?」
昨日勇気を出してメールを送った由依ちゃんだが、俺からの返信に全く気付いていなかったのだ。
息を荒げてバス停まで走る。
バス停に着こうかという時、一人の女性とすれ違った。
由依ちゃんはこの時、得体のしれない不安に襲われた。
女の直感とも言うべきだろうか…。すれ違った女性はまさに先ほどの人物だった。
由依ちゃんはすれ違った女性を振り返った。
しかし…すでにそこには誰も居なかった。
その頃…俺は遅刻前の最後のバスを見送ったのであった…。
由依ちゃんがバス停までやってきたのは遅刻バスが丁度来た頃だった。
由依「ごめんなさい!!! またせてしもた…よね?」
翔太郎「バス、いっちゃったよね…」
由依「本当にごめんなさい!」
由依ちゃんの目は潤んでいた。
俺は女の子の涙には弱い。
翔太郎「なんかあったの?」
由依「うん…。 今日なんでか全然起きれなくて…」
このとき、俺の中でビビッと一つの決意が芽生えた。
翔太郎「俺が由依ちゃんを起こすよ。」
由依「へっ…?」
由依ちゃんの表情が驚きの表情に変わる。
翔太郎「だ?か?ら!!! 今度から由依ちゃんの家の前で待ち合わせ! な?」
由依「う、うん…」
約束をこぎつけ、俺たちは二人だけのバスに乗り込む。
二人だけのせいだろうか…、甘酸っぱいドキドキが止まらなかった。
由依&翔太郎「あのさっ」
同時に同じことを言ってしまう…こんなことが実際に起こるのか…。
俺の方から話し出す。
翔太郎「遅刻したからって訳じゃないけど、このまま遊びに行っちゃわない?」
由依「えぇっ!? うち転校してきたばかりやのに…」
翔太郎「大丈夫! 梅ちゃんはそこんとこ寛大だから(笑) ねっ!?」
由依「ほな… いこか!!!」
俺と由依ちゃんはバスを途中で降りて、遊びに繰り出した。
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