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カオス・ストーリー23

マジすか学園?B?
第39話

「よし次は焼き鳥だ!」
「これで何個目だよ?もう食えねぇよ」
「それよりコラーゲン的なもんとらねぇか?」
「ババァが今さら肌荒れ気にしてんじゃねぇよ!」
「誰がババァだ!?ああ!?」


揉め始める五人の様子を見ていた瀬川はやっぱりあの五人同様にキャラの立ち位置で悩んでいるんだなと思った。

「ヤンキーって喧嘩の強さよりキャラクターなんだ……」
「そうなんすよ,雑魚が生きるには厳しい世界なんすよ」
「ふむふむ……ぎょわぁっ!!」

急に現れた女の子に驚く瀬川。
ガムをクチャクチャ噛みながら手を差し出すこの女子と会うのは二回目のことだった。

「相変わらず良いリアクションっすねー」
「脅かさないでくださいよ……渡辺さんだったよね?」
「いかにも」
フードパーカーのポケットに手を突っ込みながらニヤリと笑う渡辺に瀬川はやはりただならぬ闇を感じた。

「ちょっとお願いがあるんすけど……頼まれて貰ってもいいっすか?」
「頼みごと?」

まさか渡辺に頼みごとをされるとは考えてなかった瀬川は不思議な気分になった。

「実はこの学校にスパイがいるんすよ」
「スパイ?あぁ……僕は梅干しが好きですね」
「それはスッパイっす」
「アレ履くとちょっと早く走れるんですよね?」
「それはスパイクっす」
「神様仏様ムクチ様?」
「それは崇拝っす」
「よし!水着で入れる温泉施設行かない?」
「それはスパに行くっす」
「それじゃあ……うぐっ!?」
冗談で馬鹿にされた渡辺はイラッとしたあまり瀬川の股関を強く握りしめた。

「あっしは……真面目なんすよ」
「痛いッ……ス,スパイって何なんですか!?」
「いやぁー申し訳ないっす。冗談が嫌いなもんで」
話を聞く気になった瀬川の股関から手を離した渡辺はそのまま手を瀬川の目の前にやりゆっくりと握りしめた。


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