優子の物語
第14話
ー朝ー
俺は優子より早く目覚めた。
孝輔 『・・・・優子』
俺はぼそっとつぶやき、俺の横で幸せそうに眠る優子を撫でた。
優子 『ん・・・・・・あっ・・・・・お・・・・・おはよ///』
彼の顔が目の前にあったから私はびっくりした。でも彼がいてくれると安心する。彼とは小さい頃からの付き合いだけど、恋人になるなんて思ってもいなかった。彼もそうだと思う。何をするのもだめで不器用な彼だからこそ好きになれたんだと思う。昨日だって彼なりに不器用だけど愛情を私にちゃんとそそいでくれた。本当に嬉しかったんだよ。
孝輔 『おはよう、優子』
彼は笑顔で私に言った。
優子 『うん・・・・おはよ///』
彼の笑顔が優しくて私は照れるしかなかった。
孝輔 『ほら、もう朝だし服着ろよ。ジャージだけど』
優子 『でも恥ずかしいよぉ///』
孝輔 『昨日裸の付き合いしたくせにぃ???』
優子 『んん!もぉ///』
バサッ
優子 『えっ?』
彼は私にジャージを着させてくれた。
孝輔 『前はもうみないから・・・・背中なら大丈夫だよね?』
優子 『えっ///う・・・うん///』
それからしばらくして服を着た俺達は横になっていた。
孝輔 『・・・お前になにがあっても守ってやるからな・・・』
優子 『えっ///・・・ってかなによ急にぃ///』
孝輔 『フッ・・・照れた顔も可愛いな』
俺は優子をちょっとおちょくってみた。
ブーッブーッブーッ
マナーモードにしてあった携帯がベッドの上で鳴っている。
孝輔 『ったく、だれだよ朝ぱらからよ!』
ケータイの画面をみるとアイツ・・・下村拓斗からだった・・・。
振り返れば二年くらい前だろうか・・・ヤンキーでもない俺がそーゆー友達を持ったのは・・・まぁともかくこいつはいろんな情報を知っている。昨日もこいつから電話がきたってわけ。
孝輔 『あぁ・・・もしもし』
拓斗 『・・・昨日言った事覚えてるよな?』
孝輔 『武志のことだよな?』
落合武志ってのは中学まで普通だったんだけど今は高校辞めてひたすらヤンキーやってるらしい。ちょっとヤクザと絡んでるってのも耳にするくらいのやつだ。
拓斗 『そうそう覚えてたか!なんかよぉ昨日言えなかったけどあれらしい・・・』
孝輔 『あれってなんだよ?』
拓斗 『お前・・・・・武志に狙われてるぞ』
孝輔 『えっ・・・』
拓斗 『そろそろ連中がくるからまたな・・・最後に言うけど彼女いるんだったら・・・なぁ孝輔わかってるよな?』
孝輔 『あぁ・・・』
ガチャリッ
プーップーップーッ
孝輔 『はぁ・・・』
俺はため息をつきながら優子のいるところへ戻った。
優子 『随分長い電話だったねぇ・・・誰と電話してたのかな!?』
あぁ目線が・・・優子の目線がこ、怖い・・・本当の事も言えないし、下手に嘘もつけねぇな・・・どうする俺?
優子に彼女自信の身が危ない事も言わなきゃなぁ・・・
優子の身になんかあれば・・・
孝輔 『ち・・・中学の友達だよ。うんそう・・・アハッ・・・アハハッ』
優子 『そんなの信じれなーい!パチでしょ!?』
孝輔 『あぁぁぁぁぁあ・・・わかった・・話すから』
そして俺は優子にすべてを話した。
優子 『えっ?な・・・なんでねらいが孝輔なの?』
孝輔 『わかんねぇけど、唯一言えることは優子・・・お前の身が一番あぶねぇんだ。』
あぁ優子が下向いちゃったよ・・・どうする俺?選択使はそんなにない。つか一つだけだろ。
愛すべき人を守る。それだけだ。
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