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カオス・ストーリー23

AKBプロデューサー
第59話

板野『ケイゴの潮吹き見たかったなぁ・・・』
篠田『仕方ないわね・・・私の意思を誰かに受け継いでもらわないとね・・・』
板野『誰?誰?』
篠田『な?いしょ♪』
板野『ケチ?』
篠田『二人とも寝ちゃったわね・・・』
指原『前田さん凄い幸せそう』
板野『ケイゴも凄い幸せそうだね』
篠田『私たちも寝よっか♪明日も早いし・・・』

篠田は携帯を取り出して誰かにメールを送ろうとした。
篠田(確か・・・最近メアド交換したかしわげちゃんと一緒に・・・あったあった♪)
板野『麻里子電気消すよ♪』
篠田『ベッドに5人はキツくない?』
板野『みんな裸だから気持ちいいよ♪』
篠田『それはいいわね♪』
5人はぎゅうぎゅうに密着しながら眠りについた。

爆睡する瀬川のペニスを指原が握りながら寝たのは言うまでもない。

―――――――――――


ブォーンブォーン──倉持『あきちゃ?携帯鳴ってるよ?』
高城『はぁーいッ・・・麻里子様からだ・・・!!!???・・・』
倉持『どうしたの?』
高城『ねぇもっちぃ・・・明明後日のフレキスの大阪のイベントって前泊?』
倉持『うん,そうだよ』
高城『瀬川さんも来るのかなぁ・・・』
倉持『瀬川君?確か一緒に前泊だったと思うよ』
高城『そっか・・・』
倉持『ん?』
高城『ううんッ//なんでもない//』


篠田麻里子の意思は高城亜樹に受け継がれた。―――――――――瀬川『おはよう・・・ございます・・・』
珠理奈『おはようございまぁぁす!!!』
玲奈『初めまし・・・大丈夫・・・ですか?』
瀬川『あッ・・・はい』

翌日の瀬川の体調はかなり悪かった。
精子と共に生命エネルギーまで放ってしまったようだ。

今日の瀬川の仕事はW松井を駅まで送り届け代わりに名古屋からやって来る高柳・向田の仕事に付いていくことだった。

ピタゴラスのマネージャーと駅で落ち合い、W松井と高柳向田を交換する。

瀬川『おはようございます』
向田『ペコッ・・・』
珠理『ちゅりぃぃぃ///』
高柳『もぅ・・・チュウはダメだって//』
珠理『やだぁやだぁ!!!』玲奈『あはははは・・・』
瀬川『じゃあ明音の代わりに俺が珠理奈と・・・』
高柳『それはもっとダメ!!』
マネ『ゴホンゴホン!!』
瀬川『あ・・・すいません//』
向田『・・・・』車に二人を乗せて早速仕事場へ向かう。
向田『・・・・・』
瀬川(なんか気まずい・・・)
向田から放たれる暗いオーラ。
向田茉夏(14)もうすぐ15才になる彼女はかなりの人見知りだった。

そして一番苦手なのが一緒に仕事をする若い男性。まさに瀬川のことを指している。
瀬川が近くにいると向田は素の暗い性格に戻ってしまうのだった。

そしてもう一点。
高柳『・・・・・・』
あの高柳が全く話さないのだ。
向田の前だから黙っているのかもしれないが先日愛し合ったのが嘘のようだ。
瀬川(ヤバいな・・・例のあの件も言わないといけないのに・・・)

瀬川の鞄には先日湯浅から渡された大金が入っていた。
高柳には選抜入りを既に伝えている。

瀬川(よし・・・今晩・・・二人にちゃんと言おう!!!)

移動する車の車内・・・

早く現場に着け!!──
そう思いながら黙って車を運転する瀬川。

生唾を飲み込むのにさえ抵抗がある静けさ。
瀬川『ラ・・・ラジオでも聞きましょか//』
瀬川はこの気まずさを打開するためにラジオを適当に着けた。

『いやぁ?今日のゲストはこのお二人です!!NMB48から山本彩ちゃんと渡辺美優紀ちゃんです!』

瀬川(あちゃぁ・・・・)
やってしまったと言わんばかりに瀬川は窓に顔を向けて下唇を噛んだ。


『えぇ・・・二人はもうAKB顔負け名古屋の・・・なんやったっけ・・・まぁとりあえず凄い人気やねんな!!』

ラジオのDJはとんでもないことを言い出した。

助手席に座る高柳と1人後ろに座る向田は何も気にしてないように装っていた。
瀬川は悩んだ。
ラジオを消す・・・これは二人に気を遣ってることがバレてしまう。
世間話をする・・・このタイミングで話を始めたら明らかにおかしい。

瀬川はとりあえずチラッとルームミラーで向田を見てみた。
向田『zzzz・・・』
瀬川(寝てる//・・・良かったぁ・・・)
高柳『まなちゅ寝ちゃったね・・・』
瀬川『あぁッ//そうです・・・そうだねッ』
やっと高柳が口を開いてくれたことに瀬川はホッとした。

高柳『ラジオ切っていい?』
瀬川『ははッ・・・はい///』
瀬川は浮気がバレた夫のような気分だった。
高柳が笑顔でラジオを止めたのが恐ろしくて堪らない・・・


高柳『今日あかね泊まりで仕事なんだ・・・』
瀬川『そッ・・・・そうなんだ//』
高柳『きて・・・くれる・・・?』
瀬川『そ・・・そりゃ・・・もちろん・・・』
高柳『そっか・・・良かった//』
瀬川『・・・・』


嬉しそうな顔をする高柳を見て瀬川は少しドキッとした。

高柳『私のこと好きにならないでね・・・』
瀬川『あッ・・・うん・・・』

わかっていたが何だか複雑な思いだ。
これは彼女達の枕なんかじゃない──
瀬川(プロデューサーとしての俺じゃない・・・1人の男と彼女達の・・・)


瀬川は考えるのを辞めた。

そして瀬川は薄々気付いていた。

いつか取り返しの付かないことがおこるんだと・・・

高柳『SKEの高柳です!!お願いします』
向田『向田です//宜しくお願いしまーす♪』
スタッフに元気よく挨拶する二人。
瀬川『・・・・』
先程とまるで別人の向田を見て瀬川は自分が嫌われているんだなと思っていた。
14歳の少女の考えていることなんて瀬川には解りっこなかった。


4時間の撮影が終わり次にバラエティー番組の収録へ移動し瀬川はスタッフとの打ち合わせやスポンサー会社への太鼓持ちや高柳・向田の2人を番組にまた呼んで貰えるように番組Pに猛烈にPRしたりなどでかなりバタバタしていた。

瀬川『ふぅ・・・終わった//』
長丁場の収録が終わったのは夜の20時だった。
向田が働けるギリギリの時間に無事仕事がおわり瀬川はホッとした。
高柳『ありがとうございましたぁ//』
向田『ありがとうございました!!』
スタッフ1人1人に挨拶をして二人のこの日の仕事は終わった。
『ねぇ,アドレス教えてよ?』
高柳『はぃッ!?!?』
瀬川(あの顔面腐った芸人ナンパしてやがる///)
瀬川は急いで芸人を離そうとしたが・・・
高柳『片想いの人がいるのでごめんなさい(キリッ』
共演した芸人の口説きを高柳はサラッと交わした。
瀬川『ホッ・・・』
高柳『えへへッ♪』
瀬川『さすがリーダー・・・』
AKBグループ内でかなり使われるナンパの回避方法。発案者は篠田麻里子。なんでもキリッと断った後の寂しそうに肩を落とす共演者を見るのは快感だそうだ。


高柳『はぁぁ///ちゅかれたぁ♪』
瀬川『お疲れ様』
向田『・・・・』
瀬川『あッ・・・俺出とくね//』
高柳『えー・・・なんでぇ//』
瀬川『あか・・・高柳さんはゆっくり休んでて!!また後で迎えに来ますから』
高柳『はぁーい・・・』

瀬川(やっぱり気まずいな・・・)
瀬川は楽屋を出て二人が宿泊するホテルをピタゴラスのマネージャーに電話で確認した。

高柳『はぁ・・・今日も頑張った//』
向田『ねぇちゅり・・・プロデューサーさんと仲良いんだね』
高柳『えッ・・・まぁ・・・お仕事一緒にするからね//』
向田『本当にそれだけ?』
向田は察しが良かった。
なぜなら瀬川との一夜の後,名古屋で高柳はいつも瀬川の話ばかりをしていた。
そして今日の朝,向田の中で疑惑が確信に変わった。
瀬川と朝会ってからの高柳の緊張した顔,そして車内でウトウトしながら聞いた高柳の『好きにならないでね』発言。

向田『・・・・』
もちろん向田は枕の存在を知らない。まさかの高柳が瀬川と性行為をしたことも。
15歳には高柳が瀬川に恋したんだと思うのが限界だった。

高柳『はッ・・早く着替えよう//』
向田『怪しい・・・瀬川さんのこと好きなの?』
高柳『はぅッ///』
向田『図星だね・・・』
高柳『恋愛禁止・・・だから・・・』
向田『片想いはOKじゃん』
顔を真っ赤にした高柳は小さくショボンと椅子に座った。
高柳『じゃあ・・・ご飯・・・三人で行こっか♪』
向田『えぇッ!?』
高柳『嫌?』
向田『嫌じゃ・・・ないけど・・・』
確かに嫌ではなかった。
向田は完全に瀬川に対してバリアを張っていた。
高柳『ケイゴのこと嫌い?』
自分の好きな男性が否定されているのは気分が良くないのか高柳は向田と瀬川に仲良くなって欲しかった。
向田『わか・・・ッた』
高柳『ちゅりちゅり♪』
向田『私・・・男の人基本的に苦手だから・・・』
高柳『ケイゴは優しいから大丈夫だよ♪』
向田『うん・・・』

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