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カオス・ストーリー23

AKB学園
第5話

?「遅い!もう五分も遅刻ですよ!」


?「まぁまぁみいちゃん落ち着いて。」


なんだこの二人、同じ一年か?


会長「ハイ、全員そろった様なので始めます。」


全員席につく


会長「よし!じゃあこれから生徒会を始めます。って言っても今日は自己紹介だけだから?」


そして二年生が終わり、


会長「じゃあ次は一年」


峯岸「ハイッ?私が副会長の峯岸みなみです!副会長になったからにはビシバシいこうと思うのでよろしくお願いします。」


なんかすごいなこの人?


倉持「はい会計の倉持明日香です。どうぞよろしくお願いします」


こっちはおとなしい清楚な感じか?


北原「書記の北原里英です。よろしくお願いします。」


春「俺は書記の沙羅崎春です。まぁなったからには頑張ります!」


会長「じゃあ今日はこれで終わり!じゃあまた今度よろしく」


こうして生徒会が終わった。


倉持「春君?」


春「あっ倉持さん」


倉持「こんにちは!やっぱ聞いた通りの人だね」


春「え?聞いた通り?」


倉持「あっゆきりんにね、吹奏楽部で一緒なの」


春「ふ?んなるほどね」


峯岸「沙羅崎春!」


倉持と話している後ろから怒鳴り声が・・・


春「はっはい?」


峯岸「これからの生徒会は遅刻厳禁だからね?」


春「はい?すいませんでした」


峯岸「携帯出して」


春「えっ?なんで?」


峯岸「あなた遅刻しそうだから生徒会がある日はメールで連絡してあげるから」

春「あっそれはありがたいっす。」


倉持「じゃあ私も、同じ生徒会だからね」


そして、


峯岸「じゃあまた今度」


倉持「じゃあね?」


春「お疲れ様でした?」


あ?帰ったらバスケしないと・・・


そう思いながら校門をでると・・・

ん?あれは、


春「おーい北原?」


北原「あっ沙羅崎君」


春「春でいいよ。家こっち?」


北原「うん。」


春「じゃあ途中まで一緒にかえろうよ」


北原「えっ?一緒に?」


春「駄目?」


北原「いっいや全然そんなことありません。」


春「よかった。」


そうして二人で帰り道を歩く。


春「そういえば、どうして生徒会入ったの?」


北原「私、見た目通り暗くて、友達もいないんです。だから生徒会に入れば少しは変われるかなって・・・」


春「・・・」


北原「すっすいません?いきなりこんな暗い話しして」


春「友達いないの?」


北原「はい・・・」


春「じゃあ俺が友達になるよ!」


北原「えっ?」


春「俺もさアメリカから来たばかりでさ友達なんて作れないと思ってたんだけどさ、やっぱ誰も友達いないってつらいよな。だから俺が友達になる!俺じゃ駄目かな?」
北原「うぅ・・・」


春「えっ?泣いてる?そんなに嫌だった?」


北原「違います・・・」


春「じゃあなんで?」


北原「私、ずっと友達なんて出来なくて・・・中学校では3年間いじめられてて・・・だからこんなに優しくされたのは初めてで・・・」

涙をながしながら北原は話してくれた。


こんなにつらい過去があったなんて・・・


春「そっか、今まで大変だったんだな。いいよ俺の胸で思いきり泣いて。全部流して忘れよ?」


北原「春さん・・・」


そういって俺の胸で泣く北原。


春「よしよし気がすむまでこのままでいいから」


そういって気付いたらギュッと抱きしめていた。


・・・

北原「ありがとうございます。落ち着きました。」


春「ほんとに大丈夫?」


北原「はい。春さんって優しいんですね。」


春「いや俺もさアメリカ行ってさ一年位はさ馴染めなくて、いっつも一人でいてさ、やっぱり孤独ってつらいって思ったからさ。」


北原「ほんとにお友達になってくれるんですか?」


春「もちろん!あっ携帯持ってる?」


北原「あ、はい」


春「メアド交換しようよ!いつでもメールしてきていいからさ」


北原「ほんとですか?人とメールなんてしたことないから・・・」


そうしてメアドを交換した

北原「あっじゃあ私こっちなんで」


春「そっか。じゃあまた明日!」


北原「また明日。」


そういって二人は分かれ道をそれぞれ行く。


春「北原里英か、少しでも明るくなってくれてたらいいんだけど・・・」


北原「春君、優しすぎるよ・・・あんな優しくされたら好きになっちゃうよ・・・」

そういって家に帰る。

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