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カオス・ストーリー23

AKB学園
第3話

放課後・・・夏輝「さぁ?て授業も終わったし仮入でも行きますか!春、行こ・・・」

しかし春の姿が見えない。

夏輝「あれ?春は?」


優子「春ならもうとっくに出て行ったよ」


夏輝「なぬ?あのヤロー先行きやがったな?」


そして体育館・・・


ザワザワザワ・・・

夏輝「なんだこの騒ぎは?」

生徒「いや今同じ1年の奴がバスケ部の部長と1対1やろうとしてんだよ!」


夏輝「そいつバカじゃねーの(笑)どんだけ無謀なんだよ」


生徒「オイ!始まるぞ!」


夏輝「どれどれ、そんな無謀な奴はいったいどんな奴なんだ?」

と顔を覗かせると、


夏輝「えっ?春?」


部長「お前、いい度胸だな」

春「いや俺はただ“こんなもんか”って言っただけじゃないすか」

夏輝「それが喧嘩売ってるってゆうんだよ?」


部長「おら!こいよ!中学と高校の違い見せてやるよ?」

春「お手柔らかに・・・」

10分後・・・

夏輝「・・・嘘だろ・・・」
部長「ハァハァハァ」

結果は10対0、春の圧勝だった。

体育館の空気は氷ついていた。

夏輝「うますぎるだろ・・・」


そう。全部春が部長をいとも簡単に抜きさってのシュートだった。

決して部長が弱すぎる訳ではない。
春が日本人離れしたテクニックで圧倒したのだ。


春「キャリアがちがうんすよ。俺はアメリカで何度もリーグ優勝してんすから」

部長「クソッ・・・」


パチパチパチ

監督「いや?すばらしい!実にすばらしい!」

と言いながら入ってきたのは50歳ぐらいのオッサンだった。


監督「私はバスケ部の監督の大河内政宗だ。」

春「どうも」


監督「君は強い。けどあくまで1対1だ。バスケはチームプレイだ。君はチームプレイはできるかい?」


春「出来なきゃあっちでリーグ優勝してません」


夏輝「あいつ、バスケだとキャラ変わんのか?全然朝とはちげーじゃねーか?」

監督「うん、うん面白いね君。わかった!じゃあ一週間後3年の一軍と1年で試合して勝ったら君達をレギュラーにしてあげよう」


夏輝「マジ?」

監督「でも負けたら3年が卒業するまでひたすら走りと雑用ね。ボールには指一本触っちゃダメだから?」

夏輝「いやっそれっててか無理だろ・・・一軍だろ?」

しかし・・・


春「分かりました。監督。ちゃんと説得してくださいね、二、三年に。」


監督「それまでは部活こなくていいから。自主練しておいで」

春「それじゃ失礼します」

そういって体育館を出る。


夏輝「おい!春!何約束してんだよ?」


春「なにが?」


夏輝「俺一年間雑用絶対やだかんね」


春「だから勝てばいいじゃん」


夏輝「勝てばいいじゃんって、確かにお前は強いかも知れないけど、監督も言った通りバスケはチームプレイが大切なんだぞ!他の4人がついていけなかったら意味ないだろ!」


春「じゃあお前も練習付き合ってよ」


夏輝「練習?」


春「詳しいことは明日話すから。俺今日早く帰んなきゃいけないから。じゃ?」

夏輝「おっおい」

タタタタッ


夏輝「いっちまった・・・まぁやるってなったからにはやるか!」

こうして1年の下克上が始まった。

次の日・・・


ドタドタドタッ

麻友「やびゃあ!また遅刻だ?なんで誰も起こしてくれないの??」


春「あれ?こじはる姉さん起こしたんじゃないの?」

小嶋「あっ忘れてた?」


麻友・春「?」


うちには基本両親が家にいない。
だからいつもは俺と麻友と麻里姉の3人なんだけど、麻里姉が彼氏の家に行くときはいつも隣の家の小嶋陽菜さんが来る。

でも正直なんかおっとりしていて・・・


小嶋「春君も早くしないと遅刻しちゃうよ?」


ヤバッ?

春「行ってきます?」


・・・登校中・・・

俺はいつも通りiPodを聞きながら行く。

春「なんだかんだで監督と約束しちゃったしな。今日からマジ練習だな?」

ちなみに聞いてる曲はもちろん・・・

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