メモリーズ?想い出の雫?_第4話/AKB48のエロ小説
メモリーズ?想い出の雫?
第4話

悟史「まったく、お前ら……そんなことしてるヒマがあったら、授業聞いてろよ」
優子「そんなこと言ってると、あとでノート見せてあげないわよ」
悟史「く……なんと卑怯な」
優子「卑怯じゃなぁぁい!」

思わず声のトーンを荒らげる優子。

そして……。

?「……小久保くん、大島さん、仲がよいのは結構ですが、授業中は静かにね」

と、ほとほとあきれ顔の教師がふたりの目の前にアップで迫っていた。


がたんっ!


悟史「……す、すみません!」
教師「ん?
なんだ、小久保?」

授業中に突然立ち上がった悟史は、周囲の好奇の視線を一気に集めていた。

悟史「い、いえ……ちょっとわからないところが」
教師「なんだ、それなら手をあげればいいだろうが。
お前……まさか、ねぼけてたとかじゃないだろうな?」

クスクスというざわめきが教室中に広まる。

視線を感じて見回すと、明音と一希のあきれたような顔が悟史に向けられていた。

……夢か。

悟史はうめくようにひとり呟いた。

最近、彼は昔のことをよく思い出す。

いや、正直には彼の妄想癖は、今日にはじまったことではない。
しかし、妙なリアルさ……

奇妙なまでの生々しさを思いはじめたのは、どうも最近のことのように思える。

コチン。

何かが悟史の頭に当たって、机の下に落ちた。

一希「おいおい、大丈夫か?」

一希が投げてきた丸められた紙の切れ端には、そんなメッセージが記されていた。

悟史「ん……いや、ちょっと昔を……な」

走り書きをして、紙を投げ返す。

悟史「……そう。昔を……ね」

それっきり、一希からは何も飛んでこなくなった。
しかし、それは今の悟史にとっては好都合だった。

……誰にも邪魔されたくない。

誰にもわかるはずがないのだから……。

明音「ねぇねぇ悟ちゃん!」

昼休み、悟史と一希が何事もなかったかのように昼食のパンにかぶりついていると、にぎやかさ爆発といった感じで明音が走り寄ってきた。

明音「あのねあのね、いいこと思いついちゃったんだけど」
悟史「……もぐもぐ」
明音「もうー!
食べてばっかりいないで聞いてよ!!」
悟史「ああっ!
ちょっと静かにしてろよ!
この抹茶メロンスペシャルを手に入れるのに俺がどれだけ苦労したと思ってるんだ?
少しは味わって喰わせろ!」
菊上学園には学食も存在しているのだが、ラーメンのなるとの代わりに裏返った牛乳瓶のフタが発見されたり、
食堂内に黒光りする生命体が多数棲んでいるため、
一般の生徒たちからは敬遠されがちだ。

そのため、学食とは別の業者が納入しているらしい購買部のほうが、弁当を持参しない生徒たちの昼の激戦区となっていた。

購買部には
『バナ納豆パン』やら
『ウニパン』といった謎のメニューも多いが、
売り子のおばちゃんの
温厚な人柄や
『たまーに』当たりの新商品があるのもポイントだ。

一希「まぁまぁ、そんな食欲野郎はほっといて。どうしたの、明音ちゃん」
明音「……うん。
あのね、菊上祭の出し物考えたの」
一希「お、何々?
面白いなら即決定しちゃうよ」
明音「あのねー……」
一希「うんうん」
明音「お化け屋敷ってのはどう?」
一希「……」
明音「私たちがお化け役で、入ってくる人たちを驚かすの。
教室の中を迷路みたいにくぎったりしてさ……」
悟史「まぁ、待て」

身振り手振りで熱く語る明音に、パンを食べ終えた悟史が向き直った。

悟史「お前なぁ、この学園でお化け屋敷やるのには相当の勇気がいるって知ってるのか?」
明音「ほえ?
なんのこと?」
悟史「七不思議ってのは知ってるよな……この学校に伝わる怪奇現象とかの」
明音「うんうん。
悟ちゃんが教えてくれたよね」
悟史「そうだ……その中に、理科室に出る幽霊の話があっただろ?
昔、ここが少年脱走兵たちの処刑場で、その霊が人体模型のガイコツに乗り移るってヤツ」
明音「……ううう。
そんな怖い話もあったね……」
悟史「んでな、あのときは言い忘れたんだが、この霊がほかのときにも出たんだよ」
明音「……やっぱり、その……菊上祭?」

悟史を見つめる明音はガタガタと震えており、みじんも疑っている様子は見えない。

完全に、彼の話に引き込まれてしまっている。

悟史「そうなんだ。
俺たちが入学してくる3年ぐらい前に、やっぱり文化祭でお化け屋敷をやったクラスがあったらしい。
それで一生懸命準備して、当日……」
明音「……うん」
悟史「見終わって出てきた客が次々と、受付の子に
『あの人体模型はやりすぎだよ』
って文句を言ったらしい。
だけど、人体模型は足を固定してる台座がはずれてなくて、使ってなかったんだ。
それで、あとで人体模型を確認にいってみたら……」

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