LaZoo掲示板
カオス・ストーリー23

AKBプロデューサー
第38話

今日,瀬川が訪れたのはとある会社だった


秘書『ではもう少しお待ちください』
瀬川『はい・・・』


1人残された客間でキョロキョロ部屋を見渡す瀬川


見たこともない高級絵画


高級絵画なのかどうかもわからない


瀬川(俺をプロデューサーに指名した人かぁ・・・会ったことないはずなんだけどなぁ・・・)


ガチャ―

瀬川『初めまして・・・ですよね?』
?『初めまして・・・まぁそんなものかな。さぁ座って座って』


ドアが開き現れた人物


芝幸太郎


3つの会社をまとめる若き成功者オフィスフォーティーエイト代表取締役
瀬川『・・・・』
芝『やっぱり良い眼だ・・・昔の私にそっくりだ』
瀬川『ありがとうございます』
芝『以前君を見たとき・・・君はボーイだった』
瀬川『本当ですか?おかしいですね・・・』
芝『おかしい?』
瀬川『僕は接近したお客様は皆さん覚えています』
芝『それはそうさ・・・君は覚えているかな?君のお店と同じ系列の店でトラブルが起きたことを・・・』
瀬川『・・・・』それは半年前―


店長『すまないケイゴ//@∋%でトラブルが起こったらしい・・・頼んで良いか?』
瀬川『ヤクザ・・・以外でしたら・・・』
店長『・・・・』
瀬川『無理ですよ//死にますよ!?』
店長『はぁ・・・ヤクザをキャッチしてしまったらしい・・・それで女の子に襲いかかったらしく・・・』
瀬川『マジすか!?』
瀬川(あの店には確か新人の女の子がたくさんいる・・・)


瀬川は急ぎ現場に向かった
ヤクザ『ぐおらぁ!!!やんのかワレ!?!?』
佐々木『すいませんッ//』
瀬川と同期のボーイ佐々木がヤクザに胸ぐらを掴まれていた


もう1人のヤクザはソファーに腰かけたままタバコを吸っている

瀬川『やばっ・・・修羅場じゃん』

店内に入ると普段とは全く違う緊張感だった

他の客は急いで店から出ていく


ヤクザ『お前事務所まで来い・・・』
佐々木『ひぃぃぃ///すいませんっ』
ヤクザ『あぁッ!?文句あんのか?』
瀬川『申し訳ございません///私が代わりにお話をお伺いしますッ!!!』
ヤクザ『あぁ!?』
瀬川『この男の子は新人です//私が責任を持って対応させて頂きます!!』

瀬川は床に散らばったグラスの破片など関係なしに土下座をする体勢になった

瀬川『・・・・・』
ヤクザ『ちょっとは話がわかるみたいやなぁ・・・』
瀬川『ここは散らかっておりますのであちらの個室でお話をお伺いします!!』


瀬川とヤクザの2人は個室へと入っていった佐々木(兄貴・・・・)


女の子『芝ちゃん帰らんで大丈夫なん?』
芝『・・・・』

店内に唯一残っていた客は芝だけだった


一触即発の勢いだった


誰もが瀬川を哀れんだ
佐々木(もう15分も入ったままだ・・・大丈夫なのか兄貴!?)


ガチャ―
ヤクザ『はっははははッ///女なんてイラネェから兄ちゃん一緒に飲んでくれよ!!』
瀬川『僕お酒弱いんすよ?飲むんだったら・・・・ドンペリが♪』
ヤクザ『アホかッ!!・・・ってもまぁ・・・迷惑掛けたからな一本頼むわ』
瀬川『ありがとうございますッ///』


佐々木『へ?』


陽気になったヤクザが席に戻っていく

瀬川『ドンペリ一本とアリサちゃんは席に付けなくていいから』
佐々木『兄貴・・・』
瀬川『早く用意ッ』
佐々木『おすッ//』芝『ほぉ・・・・』
女の子『ケイゴさん凄いな・・・』
芝『彼?』
女の子『うん・・・瀬川ケイゴ・・・』
芝『瀬川・・・・ケイゴ・・・』


ヤクザ『今度は兄ちゃんに会いにくるぜ♪』
瀬川『えぇ・・・ひょっとしてソッチの人ですか?』
ヤクザ『アホかッ!!!』


瀬川『あー・・・はいはい』
芝『私は革新したんだ・・・』

瀬川『・・・・』
芝『君のような若者はキャバクラのボーイよりももっとやるべきことがあるはずだ』
瀬川『・・・』
芝『私はね・・・世界を狙っているんだ』
瀬川『世界・・・』
芝『無理だと笑うかね?』
瀬川『世界は狭いですよ・・・でも日本は広いです』
芝『君は詩人かい?』
瀬川『詩人は嫌いです・・・世界・・・なるほどですね・・・』
芝『私はまだ若い・・・だがもうすぐ現役ではなくなる』
瀬川『・・・夢は見てしまうものです』
芝『君は詩人だな』
瀬川『お好きにどうぞ』

瀬川(なるほど・・・だから俺がプロデューサーか)芝と出会ったことで瀬川の中で何かが変わった2人にしか見えない物があったのであろう

第39話
TOPへ戻る
LaZoo掲示板
カオス・ストーリー23
トップ
総合テキスト投稿&無料HP作成
(C)Chaos-File.jp