魔性の男子
魔性の男子
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あれから、女の時の名前は優奈に決まり、玲奈や優子や陽菜姉ちゃんや麻友達のお稽古のおかげで女でいるのもわりかしいいかもしれないと思えるようになった。
たまに男には戻れるのかな…って思ったりもするけど…
今はアメリカ帰りの優子のお兄さんの優介さんとイギリス帰りの玲奈のお兄さんの玲司さんが私を口説いている。
「…優奈ちゃん、オレの彼女になってよ!」ワイルドで小麦肌が眩しい超肉食系イケメンの優介さんが私にズズイ!っと顔を近付けてきた。
「優介、君じゃあ優奈ちゃんの恋人はつとまらないよ。優奈ちゃん、ボクの所へおいで…」知的で清潔感溢れる玲司さんが私の肩を優しく抱き寄せた。
「おい、玲司!いつもいつもお高く止まりやがって!おまえのそういうとこがムカつくんだよ!!」
「ふ…優介、君の低レベルな脳じゃあ優奈ちゃんは絶対に幸せに出来ない。」
この二人は…昔からこうなんだよね…
私が健太の姿で小さい頃にどちらが義理の兄に相応しいかとかで喧嘩してたっけ。
私は二人を呆れ顔で見つめていた。
しばらくすると
「そういえば、健太は何処だ?」
「そういえばそうだ…ボクの大事な義理の弟は何処に行ったんだろう?」
…ここにいるんだけど…って言いたかったけど玲奈達と私の正体は内緒にしておくって決めたから黙っていた。
「甥っ子か姪っ子見たかったんだけどなぁ…優子と健太の子供ならイケメンか可愛子ちゃんになるのになぁ…」
「優介、君は気が早すぎやしないか?それに健太くんは玲奈と結婚するんだ。」
「あ!?…やんのか!?」
「君と争っても何の意味もない。ま、もしやるならボクの圧勝だろうけど。」
互いにおでこをくっつけて睨み合いを始めた。
……優子と玲奈はヤるくらい仲イイのに……このお兄さん達は………会う度これだもんな……
はぁ……私は小さくため息をついた。
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