SKE48が異世界に!??異世界冒険譚?
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第四話「平和の国、セシア」
次の日……
茉夏「着替えたな」
玲奈と明音が部屋からでてくる。
二人は異世界に飛ばされた時、制服衣装を着ていた。
流石に目立つと考えた玲奈は、茉夏に服を借りた。
明音「うーん。やっぱり少し大きいなあ」
明音は自分のサイズと合わない服を着て、少し不満そうだ。
玲奈「でも、似合ってるよ。ちゅり」
明音「ほんとですか? 玲奈さんも似合ってますよ!」
玲奈「ありがとう。待たせちゃってごめんね茉夏。服はちゃんと返すから」
茉夏「ああ。それでは、行こうか」
そして三人は、セシア中央都市部に向けて歩きだした。
明音「いやあ、なんかわくわくしますねっ!」
明音はスキップ気味に歩いている。昨日の混乱は、消えているようだ。
玲奈「そんなにはしゃがなくても」
茉夏「そうだぞ。昨日も言っただろう。いつモンスターに遭遇するかわからないんだからな」
明音「はーい。……あ、あれじゃない!? 見えてきたよ!」
玲奈達の前には、中央都市部を囲む少し大きな壁と、遠くからでもわかるほど大きな大樹。
玲奈「あれが力の大樹?」
茉夏「ああ、そうだ。よし、中に入るぞ」
門の前では二人の門番が見張っている。
茉夏「中央都市部のはずれで暮らす傭兵だ。中に入りたいのだが」
「おお、あんたか。……そっちの二人は?見ない顔だな」
門番が疑い深く玲奈と明音を見る。
明音「えっと、私達は……」
まさか自分達が別の世界から飛ばされましたなどと言えるはずもなく、言葉が詰まる。
「ん? どうした?」
すると、茉夏が一歩前に出る。
茉夏「この者達は旅人だ。仕事で、セシアを案内するように言われている」
「そうか。ならよい。中に入るといい」
門が開き、三人は中に入る。
明音「茉夏、ありがとー! 危なかったよ」
茉夏「咄嗟の判断だ。異世界だのなんだのと言って話をややこしくするのは面倒だからな」
玲奈「とりあえず、どこへ行くの?」
茉夏「この少し先にある広場に行こう。人通りも多いし、もしかしたら玲奈達が探しているメンバーが見つかるかもしれんからな」
明音「そうだね。行こう!」
そして明音はまたスキップ気味に歩きだした。
玲奈「それにしても、のどかな雰囲気だなあ」
周りには、沢山の店と建物。茉夏が言った通り、平和な空気が流れていた。
明音「ふんふんふーん。……うう、お腹すいたあ」
茉夏「何か買っていこうか」
近くの店で、茉夏はサンドイッチを買う。
「らっしゃい。サンドイッチは120ギルだよ」
二人「ギル?」
茉夏「お金の単価だ。何だ、玲奈達の世界とは違うのか?」
そう言いつつ、茉夏は財布からお金を出し、買い物を済ませる。
明音「ありがとー! いただきまーす! ……ん! 美味しい! これは新鮮な野菜を使ってるねー」
料理には自信のある明音。食べながら、サンドイッチの批評をしている。
玲奈「……ふう。お腹一杯」
茉夏「……ふむ。では行こうか。…おーい、明音」
明音「そしてこのソースは……ん? い、今行くっ!」
広場に着いた三人。広場では、なにやら人だかりが出来ている。
玲奈「なんだろう?」
三人が近づいてみると、そこには簡単に作られたステージと、その上には大きなモニターがあった。
玲奈「モニター……?」
すると、突然モニターに人が映った。
その瞬間、玲奈と明音は驚愕した。
二人「あ、あの人は……!?」
二人はモニターに映った人物に見覚えがあった。いや、見覚えがあるなんてものではない。
見慣れた顔。黒い眼鏡に、特徴のある髭。
間違いない、と二人は思った。
二人「ゆ、湯浅さんっ!?」
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