さざなみ
さざなみ
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「あっ、ひっ……ひぎぃっ」
もはや言葉とは言えない声をあげ、目の前に近づく最上の快楽を求め、
彼女は俺の動きに合わせて激しく腰をグラインドさせる。
もうペ○スが焼ききれるんじゃないかという程マ○コに突き刺し、打ちつける。
「あひいぃ、かはっ……イク、イクぅぅ」
ガクガクと体を奮わせたかと思った瞬間──、
彼女の蜜壷がものすごい勢いで俺のペ○スを締めあげた。
「あ……あぁぁ」
女はピュッピュッとマ○コから愛液を吐き出す。
やがて彼女の体から力が抜け、俺の上からベッドに崩れ落ちた。
「ふふっ。とっても気持ち良かったわ」
満足気に微笑みながら、女は彼をうっとりと眺める。
小麦色の無駄な肉のない引き締まった体。
闇色の美しい髪……。
目は鋭いが、どこか甘さを感じさせる顔。
はっとするほどの美貌の彼は、女の視線に気付くとフッと笑う。
つられて彼女も笑顔になる。
しかし、彼女は気付かない。彼の笑みがフェイクだという事に。
「もう行くの? ジェイド」
シャワーを浴び、着替え始めた彼……ジェイドを見て、
女はベッドに腰掛け不満そうに言葉を投げかけた。
さっきまであんなに激しく抱き合ったのに、彼はその余韻から冷めようとしている。
冷めた彼の横顔を見ていると、何だか自分だけ取り残されたような嫌な気がした。
……気に入らない。
「ねぇ、今夜は一緒にいてくれるんじゃないの?」
甘えた声を作って問いかける。
ジェイドはチラリとベッドの上の彼女に目をやり、口を開く。
「そんな事言った覚えはない」
無表情で彼はそう答え、シャツを羽織る。
その態度にイライラして彼女は彼をにらみつけ、声を荒げた。
「噂はホントなのね。すっごい美形だけど、めちゃ冷たい女の気持ちなんか考えない奴だってさ」
「お褒めに預かり光栄だな」
トゲとイヤミたっぷりの彼女の言葉に手を止め、ジェイドは冷笑した。
思わず彼女が震えるほど冷たく凍った笑み。
「その男をホテルに誘って、チ○ポくわえてヒイヒイよがってたのは、誰だったかな?」
蔑むような目で彼女を一瞥すると、彼はベッドに背を向け、靴を履き部屋を後にした。
ガチャン。
軽いはずのドアが重い鉄の扉のように閉まった。
彼の名はジェイド・佐倉。
母はスペイン人。
父は日本人で、会社を経営している。
この時彼は全てに絶望していた。
夢も、希望も、そして愛すらも突然失った彼。
しかし、救いの手は思わぬ所からやってくる事を、ジェイドはまだ知る由もなかった。
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