失禁物語
失禁物語
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「も、もうダメ……トイレにいかせて……お、お願い……」
望は体を震わせながら貴弘に哀願した。
ここは、某県内の、県立○○西高等学校。
県内有数の進学校で、部活動もさかんな名門である。
今日も授業がおこなわれている。
3年3組、このクラスは選抜クラスで、成績優秀者の集まりである。
瀬野亜希(17)は、この優等生クラスでも1、2を争う秀才であった。
しかし彼女は、いわゆるがり勉タイプではなく、性格も良く、クラスのみんなの人気者であった。
あの、人生最悪の日までは──。
その夏のある日は、朝から雨が降り、夏なのに寒いくらいであった。
亜希は、いつも通り学校に行き、いつも通り授業を受けた。
その日は、3時間目が体育で、亜希は体育館でバレーをした。
寒いとはいえ、やはり夏である。
一時間動けば、汗をかいた。
亜希は多少汗かきであった。
更衣室は、制汗スプレーの匂いでいっぱいだった。
着替え終わると、急に体が冷えたのか、トイレに行きたくなった。
「早紀、トイレ行こ!」
と、友人の二宮早紀に言った。
「何言ってんの!もう時間ないよ。次斎藤の授業でしょ?遅れたらやばいよ」
4時間目は数学で、
担当の斎藤一孝という教師は大変厳しく遅れたら何をされるかわからない。
亜希は時計を見て納得した。
あと2分しかない。
走って教室に向かい、授業には間に合った。
亜希は仕方なく我慢して、昼休みに行こうと思っていた。
ここからは不幸の連続だった。
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