穂乃香の長い土曜日・後編。
穂乃香の長い土曜日・後編。
10ページ目
そう、今ここで自分で自分の欲を解消すれば、先生が頭に描いているストーリーは確実に歪むだろうし、実現しないかもしれない。
違う。実現なんかさせない。穂乃香は鏡の向こうに映る自分の顔を睨んだ。
穂乃香は怒っている。最初は疎外された哀切が大半を占めていたが、あの喧騒から離れ冷静になった今、沸々と先生への怒りが込み上げてきた。それは“ヤキモチ”だよと心の中で誰かが告げたが、穂乃香は断じて認めなかった。ではなぜ憤慨しているのかと問われたら返答に困るだろうが。
深呼吸して、震えるほど冷えたタイルの上に腰を下ろす。壁の遥か向こうとはいえ、同じ空間に友人がいるのに、という後ろめたさを感じ無くはない。いや、感じた。羞恥心と自責の念が穂乃香を襲う。だけど、これ以上先生に遊ばれたくないという決意のほうが固かった。
滑らかな布質のパンティーの上からそっと自分の指を添えると、欲望がいかに溢れ出ていたかを知った。少し押しただけで液が滲み出るようだ。
「んっ…」
淫らな気分も手伝って、布越しでも充分快感を感じた。さすがに直に触るのには抵抗があり、穂乃香はパンティーの上からクリクリと淫核を嬲った。
採点