幻惑
幻惑
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女は革のコートから手錠をだし、僕の両足首にガチャリと架けた。
俯けの僕は両手を雪に埋めて起き上がろうとするが、手遅れだった。
両手は女の怪物染みた力で後ろにされ──女は背中に馬乗りになった。
女は僕の両腕を太股で挟み押さえた。
脱いだパンストで両手首が結ばれた。
女は私を仰向けに転がし、ズボンと下着をずらした。
「卑怯じゃない。独りでイクなんて。あたしもイキたいの」
さらに上着やシャツもはだけられた。
(芋虫みたいに惨めだ。ヤバイ、そして寒い)
女は乳首を舐めた。
ピチャピチャと淫らな音と舌遣いで寒さとは違う刺激で肌が泡立つ。
女は下にずり下がり、私にむき出しのナニに顔を近付けた。
寒さでナニは縮み上がっていたが、女は竿をたて舌の腹で裏筋を舐めあげ玉を揉む。
次は雁首の周りの溝を舌先で舐めた。
僕は軽く喘ぎ身震いした。
その姿を妖艶で意地悪い目で観察し女は嬉しそうに微笑み、亀頭の割れ目を舌先で舐め刺激した。
僕のナニは充血し膨らんできた。
女は亀頭を口に含み唇と舌でモゴモゴと刺激した。
僕はまた呻くように喘いだ。
女は僕のナニを右手で擦りながらこう聞いた。
「あなたは感染症や血友病とか性病に罹ってる?」
(こいつ医者か? 狂ってる何かが狂ってるぞ。この女)
「あっあ、罹ってないさ」
僕の言葉に女は嬉しそうに笑い、ナニを口に含む。
滑らかに亀頭から根元まで飲み込まれ、姿を顕すナニはぬらぬら光る。
ジュルジュバンバブバと強弱をつけ単調な音が虚空に木霊する。
(あっはぁ、でもいい!気持ちいい)
ナニは屹立している。
数分くらい唇をギラつかせてフェラした女はナニをじらすかのように、穴の入口を亀頭に押し当てる。
「はぁん、いいかしら?」
女は私に跨がり穴からナニをズブズブ飲み込んでゆく。
女が上、そう騎乗位でだ。
女はノーブラで伸びた豹柄のノースリの胸元からは──
形のよいたわわな胸が溢れ暖めたマシュマロのように上下の振動に連動し、揺れていた。
先ほど立ちバックした際に樹皮が刺さったのか、傷口ができていた。
女が胸を触ると不思議と消えた。
(血は乾燥し凝血していたのだろうか?)
しかし、女のヒダが私のナニを苛み精液が迸りそうだ。
「あはぁうっ……だ駄目よ。まだ駄目ぇなんらからぁ……」
女の真紅のマニュキアを塗った指が、僕の胸に伸びる。
女は僕の両胸に爪をたて掻きむしる。
白みを帯びた皮膚が赤い筋が刻まれ色を濃くし裂けた。
「痛っ──」
点々とした鮮血が浮かび女の指に付着する。
血の付いた指を頬張り、ほほ笑む女はさらに腰の動きが横や前後にスライドした。
女は喘ぎながら密着させた腰を動かし続けた。
(……狂ってる。殺されるかもしれない。それにしても、さ、寒い……こ、声が出せない)
僕は縛られ後手にされた左手でコートのポケットを手繰り寄せた。
飛びだしナイフを手にとり手中に収めた。
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