玉の輿奮闘記
玉の輿奮闘記
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祐介はなんだか照れくさそうです。
「何をおっしゃいますやら。」
軽く笑っていなす桂さん。
さすがは燻し銀です。
「中へどうぞ。」
どでかい玄関に到着しました。
靴も、自分で揃えようとする前に預かってもらっちゃいました。
コートも丁寧に引き受けてもらいました。
すっかり恐縮しきっている私とは対照的に、祐介はすごく自然な感じです。
どぎまぎしっぱなしで応接間にたどり着くと、祐介のご両親がいらっしゃいました。
「は、はじめまして、祐介さんとお付き合いさせていただいております、坂本と申します。」
緊張しながらも、なんとか言えました。
そして深くお辞儀をしました。
「祐介からお話は聞いておりますよ。
こんな素敵なお嬢さん、ずっと祐介がご招待を渋っていたせいでお会いできなかったなんて、本当に祐介は冷たいわねえ。
今日はゆっくりして行ってくださいね。
よろしければ泊まって行かれませんか?
私、娘がいないから、祐介のお嫁さんと
「母さん!・・・」
すごい勢いで、楽しそうにお話するお母さまを、祐介がさえぎってしまいました。
お父さまは、にこにこと笑っておられます。
「昔、連れてきた彼女が、うちを見た途端にやたらと結婚をせがんで・・・」
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