見つかっちゃって
見つかっちゃって
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主人が寝室のドアを開いた。
一瞬驚いた様子だった主人は、状況を素早く把握し、にやにや笑いながら私のいるベッドに腰かけた。
「・・・あ・・・」
私は凍りついた。
にやけ顔の主人とは対照的に、私は顔から血の気がひいていくのをはっきりと感じた。
「ただいま」
相変わらずにやにやとしながら主人が言った。
「おかえり」
こう言うしかなかった。
ほかに言葉が見つからなかった。
私は今、半裸で右手は自らの愛液でふやけていて、左手にはケータイを握りしめている。
「家でこんな楽しい事が待ってるんやったら、たまには飲み会の途中で家帰るのも悪くないかも。」
言いながら主人は私ににじりより、私の右手をつかんだ。
「最近忙しくてごめんな。代役ご苦労さん。」
後半は私の右手に向かって語られた。
「・・・ん・・・」
私の愛液でふやけた右手を、主人が口に含んだ。
そしてその味を確かめるように舐める。
一瞬にして、冷めたはずの体がほてりだす。
「さなの指、めちゃめちゃおいしいなぁ。何ついてんの?」
答えられるわけのない質問をされ、私は恥ずかしさに赤面した。
そして、左手にケータイを握りしめていることを思い出して、慌ててそれを枕の下に突っ込んだ。
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