見つかっちゃって
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そう言われて髪をやさしく撫でられると、また次もがんばってみようという気になってしまいそうで、困る。
そうじゃない。
誤解をとかなきゃ。
髪の毛を撫でてもらいながら、おとなしくなついてる場合じゃない。
「あんな・・・」
とはいうものの、何からきり出していいのかわからず、言葉につまってしまう。
言わなきゃ。
頭がぼんやりして、うまく言葉がつむげない。
「お掃除したいの?
さなが読んでたあの小説みたいに?」
もじもじとしている私の言葉を待たずに、主人がこう言った。
ぜったいこんな誤解はとかなきゃ。
慌てて首を横にふった。
「ちゃうねん・・・
あれな・・・
っあ・・・」
私の髪を撫でていた主人の手が、すうっと背中を撫でて、下にさがり、今度はおしりのあたりを撫でている。
思わず身をよじった。
そのとき・・・
パァン!
「ぁああっ!」
大きな音と、自分の出した大きな声に驚いて、一瞬何が起こったのかわからなかった。
あとからわき上がってきた、おしりのじんじんする痛みで、今、主人が私のおしりを打ったのだと気付かされた。
「じゃあこういうのがいいの?
おしおきやろ?」
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