見つかっちゃって
見つかっちゃって


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「出して」

主人が少し厳しい声でそれを制した。

「よその男とメールセックスでもしてた?」

主人が少し不安そうな顔をする。
ただ少しえっちな小説を読んでいただけ。
だけど、こんなの見せられるわけない。

「ちゃうもん・・・」

顔を真っ赤にして、こう言うのが、今の私の精一杯。
主人もどうやら信用してくれたみたい。
余裕の笑みが顔に戻った。

「じゃあ何見てたん?」

えっちな小説・・・って言っても、今日のは主人には見せられない。
マゾっ気があるわけではないけど、たまたま今日はSM小説を読んでたから・・・

「あかんねん・・・」

これだけは見せられない。

「悪さしてたんじゃないけど・・・
恥ずかしいし・・・
こんなん見せられへん・・・」

正直に打ち明けた。
これが一番なはず。
さっきも信じてくれたもの。

「なんで?夫婦やねんから恥ずかしくなんかないよ。俺に見せられへん隠し事でもあるん?」

そう言いながら、主人は枕の下に手を入れた。
疑ってる様子はなく、好奇心に目を光らせている。

「えっちなオクサマが、だんなの帰りの遅い夜に、何をオカズに一人えっちしてたんか、すごく知りたいなぁ?」

私はすごく教えたくないのに。
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