メタルな覚醒 ?
メタルな覚醒 ?
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少女はいきなりの事に驚き、ベンチの上に飛び乗った。
「…………!」
少女の目に、光りが当たって見えるようになったそれが写る。
それを見た瞬間少女は、言葉を失い恐怖に顔を歪めた。
光りに照らされた闇から来た物。
…それは、街灯の明かりが照らす範囲一杯ぐらいの大きさの蛇だった。
シューー……
蛇は舌をチロチロ見せながら、少女を下から睨んでいる。
蛇の体は太く、焦げ茶色の蛇柄の模様(蛇だから当たり前なのだが)をしている。
そして、少し体が霞のように揺らめいている。
それは壊れて画面にノイズが走るテレビに映されているような感じである。
「なっ…何で、こんな所に…、へっ蛇が…?」
少女はベンチの上で体を震わせながら、かすれた声を出した。
この少女はこんな爬虫類が苦手で、気が動転していた。
しかしそんな中でも、目の前にいる蛇が明らかに日本の街の中にいるものではないと気付いた。
シューー……
しかし現実に視界には蛇が写っている。
蛇は少女に対して睨みをきかせ続けていた。
少女の頭には逃げるという選択が浮かんでいたが、蛇への恐怖から行動に移せてなかった。
ただ足はガタガタと震えるだけで、頭からの命令を無視している。
シューー………ガァ!
…不意に蛇はその大きな口を開けて、少女の方に飛び掛かった。
刹那。
それを見た少女の脳裏に死が過ぎり、彼女は体を縮こませて目を閉じた…。
……少女は、香りの良いシャンプーの匂いを嗅いだ。
喉元辺りにでも激痛が走ると思っていた少女は、予想外の自体に困惑して思わず目を開けた。
目の前には…黒い髪をしっかり一つに結んだ、ポニーテールがあった。
…分けがわからない少女は、少しポニーテールから顔をずらして状況を確かめた。
街灯の光りに照らされたポニーテールの持ち主は若い女性だった。
鋭く、気が強そうな目をしていて、口元は少し笑っている。
体は引き締まっていて、服装は上下黒っぽいジャージ。
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