オレ、ときどき○○
オレ、ときどき○○
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砂場に居たのは、傷だらけで毛
が黒く変色した猫だった。
首輪がないから、野良だろう。
「綺麗にだけでも…してやるか」
俺は、小さな野良猫を抱える。
見た目以上に軽い。握っただけ
で砕けそうな手足が、何となく
この野良猫の生き様を表してい
るように感じた。
家に帰るとすぐに猫を洗った。
血が幾重にも重なり、変色した
毛を戻すのが大変だった。
俺は立ち上がり、猫に背を向け
て台所に歩き出す。
「ありがと…」
少し高い男の声が聞こえた。
俺は、声のした方を振り向く。
そこには、灰髪の少年が一人
正座して座っていた。
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