月と私
月と私
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「松中、今日の放課後進路指導室へ来るように。」
もう秋も中頃、大分寒くなってきたころ。
先生の授業のあと、不意に言われた言葉に、私は困惑した。
―進路指導?
私何かしたかな。先生ばかり見ているけど、成績は落ちてないはず…
「わかった?」
「…はい。」
先生がいってしまうと、友達が近寄ってきた。先ほど手紙を回すよう頼んできた子だ。
「松中、呼び出し?いったい何したのさ?」
「中間かなり悪かったからかも。」
実際中間テストのできは悪くはなかったが、そう答えた。
私自身何についての呼び出しかわからなかったし、もしも私の授業態度、欲情していることについての呼び出しなら、いらない詮索はされたくなかった。
採点