罪と罰?eternal relation?
罪と罰?eternal relation?
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「寒く、ない?」
紗都が問い掛けると、亨は歩みを止めて振り返った。
追いついた紗都の冷えた手を掴むと、少し強引に引き寄せ自分のコートのポケットに突っ込む。
「……」
「あったかいでしょ?」
亨は言った。
駅前の大通りを過ぎて細道に入ったところで、紗都は亨が向かっている場所を察した。
静けさと人工的な眩さの支配する異様な空間。
亨が一人暮らしを始めてからは、ほとんど近寄ることもなくなった裏通りであった。
「……ホテル行くの?」
「うん」
「…したいの?」
「………ん」
亨は淡々と答える。
紗都が亨を静かに見上げると、固い表情は真っ直ぐに正面を向いていた。
何を考えているのかその表情からは知ることは出来ない。
「ここでいい?」
空室のある適当なホテルの前で立ち止まり、亨が聞いた。
紗都はこくりと頷いた。
白で統一された部屋は枕元を淡いブルーの照明がほんのりと照らしており落ち着いた雰囲気を醸し出している。
部屋に入るなり亨はさっさとコートを脱ぎ捨てた。
そしてソファに紗都の荷物を置きベッドへ向かうと、部屋に流れるBGMのスイッチを切った。
一瞬で音の無い乾いた空間へと変わる。
亨はそのままベッドに腰掛け、紗都を待った。
「こっち、こないの?」
じっと見つめて紗都を誘う、いつもと変わりの無い亨だった。
紗都はコートを脱いで、ソファの背にそっと置く。
ついでに亨のコートも拾い上げると、その横に掛けた。
コートを脱いだ途端、低めに設定されたエアコンから流れるひんやりした空気が強調された。
おずおずと近づいていくと亨が手を引き、背を向けたまま紗都を自分の膝に乗せた。
「この部屋ちょっと寒いよな」
そう言いながら背後から抱きしめた腕に力を込める。
紗都は前で組まれた亨の手に自分の手をそっと重ねた。
「すこし……温度上げる?」
紗都は言った。
「いや……いいよ」
腹部で組まれた手は、胸元へと移動していく。
「だって、あったかくなるじゃん?」
「――ッ」
ピクッと紗都の体が跳ねる。
背後から密着した亨は、その様を全身で感じた。
「ぁ…ん…!」
「……感じるの?」
ニット越しにふっくらとした乳房を収めながら親指でそっと乳首を撫でられ、後ろからの予測のつかない囁きに紗都の心は疼き、身体は熱を持ち出す。
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