罪と罰?eternal relation?
罪と罰?eternal relation?
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「毎日、ずっと考えてた。一体どんな男が紗都を抱いているのか、いつ紗都が離れていくか――――くやしくて、堪らなくて、奪い返してやりたかったけど俺にはその資格はないし……」
亨の声が震えていた。
「だけどこのままずっと続けていくのは紗都にとっても良くないし、俺も耐えられなかったから。だから今日……もし帰って来なかったら俺から別れようって言うつもりだった」
俯いた紗都を自分の方へ向けると、亨は遠慮がちに紗都を抱きしめた。
亨の胸に紗都の涙が染み込む。
「……あの時は紗都をこんなに辛い気持ちにさせてたなんて、正直わからなかった」
「違うのッ……私が……」
「全部………私が悪いの!私が、あの時許せなかったから……ッ」
「紗都」
「分かってて、亨に酷い事してたの……」
「もう、いいから」
亨は紗都の肩を撫でた。
自分の胸の中で震える紗都を、責めることなど出来ない。
「――もう……別れたの…?」
紗都は頷いた。何度も何度もこくこくと頷き、声にならない分懸命に伝える。
それを確認した亨はかすかに笑みを浮べ、紗都に言った。
「紗都」
「…もっかい、俺だけのモノになってよ」
紗都は亨をそっと見上げた。
「メリークリスマス」
亨は優しく囁いた。「ちょっと早いけどな」と、すぐに付け加える。
低くて穏やかな――大好きな亨の声。
少しの間忘れていた、亨への………………想い。
その言葉がおっとりと優しく紗都を包み込んだ。
優しすぎて――そして温かすぎる亨の全てに涙が零れる。
「と…っ………ご、めな…ッ………っ……」
どうしても、今、伝えなければいけないのに――。
「…ごめんッ……ね…っ…」
胸が詰まってうまく言葉にならない。
紗都が強く思えば思うほど嗚咽が邪魔をした。
そんな紗都の気持ちすら亨は見透かしているのか、一層強く抱きしめた。
さらりと揺れる髪を何度も――何度も撫でてやった。その髪に自分の頬を寄せ愛する紗都の匂いを感じる。
「紗都が」
亨がポソリと言った。
「――戻ってきた」
紗都は涙を堪えながら亨を見つめた。
そこには目を細めて微笑む亨がいて、こんなにも満たされた表情(かお)を自分がさせているのかと思うとその気持ちがまた紗都の瞳を潤ませる。
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