罪と罰?eternal relation?
罪と罰?eternal relation?
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駅前に最近出来たカフェは、友達の間でも評判が良かった。
照明を少し落とした落ち着いた雰囲気の店内は、小うるさいファストフード店よりずっと好みだった。
誰にも干渉されない静かな空間に腰を落ち着けると、亜梨佐は手帳を開いた。
バイトが無い時は学校帰りにここで公紀を待つ――それが最近の亜梨佐の楽しみだった。
街中に目を向ければ、クリスマス・イブを数日後に控えた恋人達が普段よりはしゃいでいるように見える。
亜梨佐はクリスマス自体を低俗なイベントにしか思えなかったが、この時期だけの眩いばかりのイルミネーションに心を委ねるのは嫌いではなかった。
そんな自分も、今年はその恋人達の一夜を公紀と過ごすことになるのだろう。
「それも――悪くないかな……」
亜梨佐は思った。
――人づてに公紀の居場所を知ったのは半年前だった。
友人が思わず漏らしてしまったその名前。
かつて自分を監禁、陵辱した男である。
その大きな罪は社会では決して許されず、彼は捕まってしまったのだが――亜梨佐には最後まで彼を憎むことは出来なかった。
自分を最も愛してくれる人、亜梨佐にとっての彼はその位置から揺らぐことはなかった。
もう一度会いたい。
そう願っても周囲の人間と両親の猛反対は当然である。
誰にも理解されないその想いは、いつか彼女の肉体も精神も脅かす程に募っていった。
公紀は、といえば――――
二度と近づかないという約束と塀の中で取り戻した理性、そして長い時間が彼女を忘れさせてくれていた。
一人の女性の一生に傷をつけたという事実を背負って真摯に生きていくと決意した公紀の中で彼女への想いはしっかりと薄れていた。
――――はず、だった。
彼女の親からの呼び出しを受けるまでは。
今更、といえるその連絡を不可解に思いながらも、加害者の立場で逆らえるはずもなく――――公紀は言われたとおりの場所へと出向いた。
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