食べられちゃった!?
食べられちゃった!?
流幻


4ページ目

エロい視線を向けたまま雪絵さんが口を開く。

「ねぇ…深雪とはうまくいってるの…?」

「え…あ、はい…」

俺と深雪はばっちりうまくいっている。学校でも似合いのカップルだと評判だ。

「ふぅん…じゃあ…もうセックスはした?」

この質問に俺はドキッとした。と言うか、恋人の母親にこう聞かれてドキッとしない奴がいるだろうか?

「…どうなの?」

「あの…ま、まだ…です…」

俺は顔を真っ赤にして答えた。深雪と付き合い始めて約3ヶ月。まだキスまでの関係でセックスまではしていない。

「やっぱりね…あの子、ガード固いでしょ?」

「え…あ、はい…」

その通りだ。俺は今までに何度か誘っているのだが、ことごとく断られている。何でも

『結婚するまでは清い体でいたい。』

のだとか。
今時こんな子もいるのだと驚いたが、俺は深雪の想いを尊重することにしている。そういうところを含めて深雪のことが好きだし、何より馬鹿な真似をして嫌われたくはない。

「それね…私のせいなのよ…」

「え…?」

「小さい頃から深雪に言ってきたの。簡単に体を許しちゃいけないって。苦労するのは女なんだからって。」

なるほど、そういうことかと俺は納得した。前に深雪から聞いたが、雪絵さんはシングルマザーなのだそうだ。雪絵さんが妊娠したことを知ると、男は姿をくらませたらしい。自分の経験を元に娘にそう言い聞かせたのだろう。

「ごめんなさいね…」

「雪絵さんが謝ることじゃないですよ。」

「だって、深雪がセックスさせてあげないから、アッチの処理大変でしょ?」

「は……?」

雪絵さんの言葉に俺はぽかんとしてしまった。
←前 次→
最新
採点
戻る トップへ
総合テキスト投稿&無料HP作成
(C)Chaos-File.jp