不細工な二人
不細工な二人
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夜の街は真昼の夢から反転し、悪逆非道が横行する別世界へと移り変わる。
ふと路地裏を覗けばスーツに身を包んだ五十代前半の男が四、五人の若者に囲まれている。
これが夜の日常。
響く悲鳴と嘲笑。
その声を聞けど/含め誰一人として助けに入る者はない。
頭を振って思考を切り替える。
するとやけに鞄の重さが鬱陶しい。
やはり車を使えばと後悔しかけたが止めた。
/の為を思えば此ほど軽い荷物も有るまい。
もう一度鞄へと視線を移す。
あぁ…もう底の方まで染みてきたか。
急ごう。
明日からも清く正しい日常を過ごすために。
/は歩を速める。
今は果てしなく爽快な気分ではあるが、それもいつまで続くか。
切れかけた麻薬の量を確かめるように、/は自問した。
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