不細工な二人
不細工な二人
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幸せだった。
ボクはいつものように回想する。
ママの、パパの、ニチャンの笑顔。
三者三様、同じ血筋ながら見事なまで特筆したそれぞれの個性。
結局一番無個性だったボクが一番個性的な人生を送ってしまっている。
日課となった思い出のふり返り。
暖かな感触そっくりそのまま真っ黒く塗り潰す。
べたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべた
完成した一枚の絵画はボクの心境そのものだ。
自然こぼれ、いでる微笑み。
五年の歳月を経てようやく掴んだ真実(hell's ticket)。
鍛え抜かれた肉が踊る。
経験という名の力が全身に行き渡る。
「だいじょうぶだよ、こんどこそママとパパとニチャンのところにいくからね(わらい)」
べたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべたべた
傍らの「えにっき」が嘲笑う。
「きのうはへんしゅーちょうがぐたぐたうるさいからねこのあたまをいれましたまるボクのかおがきもいとかいうからいつかもやしてやろうとおもいますまるママとパパとニチャンみたいにきれいにやけるといいねまるそしたらへんしゅうちょうもなかまなかままるとなりのいぬが…
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