《エロティック‡クエスト》無器用娘の無器用恋愛術
《エロティック‡クエスト》無器用娘の無器用恋愛術
4ページ目
マリィベルは数日ぶりの風呂を堪能していた。
たっぷりのお湯が注がれた浴槽にドップリとつかり、至福の表情を浮かべるマリィベル。
お湯に混ぜたハーブの香りが浴室中に漂い、身も心も癒してくれる。
「はぁ?…久しぶりのお風呂、気持ちいぃ…」
いつものことだが、調合を始めると夢中になってしまい、睡眠・食事・風呂など当たり前のことも忘れてしまうのだ。
それにしても、すっかり汚れを洗い流したマリィベルの姿は、先程とは別人のようだ。この姿を見れば町の人達の評判も大きく変わるだろう。
普段は分厚い眼鏡に隠れている素顔は童顔で可愛らしく、緩いウェーブのかかった金髪がまるで人形のような印象を与える。
そして、その顔立ちに似合わない大きな胸。二つの白い乳房がお湯にプカプカと浮かんでいる。
これだけの容姿を持っているなら『惚れ薬』など使わずとも、男の一人や二人は簡単に落とせそうなものだ。
しかしマリィベルは自分の容姿に無頓着で、そのことに全く気付いていなかった。
気付いていれば『惚れ薬』などという手段は……いや、それでも使ったかもしれない。
なにしろこれまでマリィベルの生活は常に薬と共にあり、薬以外のことにはとことん無器用なのだから。
「あとはグラン君に薬を飲ませれば…彼は私のもの…ウフフフ…」
バスタブにもたれ、グランの姿を思い浮かべるマリィベル。自然と頬が緩み、笑みがこぼれてしまう。
「楽しみだなぁ…一緒にごはん食べたり、お出掛けしたり…」
変わり者と呼ばれていてもやはり女の子、当然そういうことに興味はある。
「それに……夜になったら……」
マリィベルの頬が赤く染まる。風呂のせいではなさそうだ。
「そ、そうよね…やっぱりそういうことも…するわよね…」
グランとの夜の生活を思い浮かべ、体が熱くなってくる。
マリィベルは目を閉じ、グランを思い浮かべながらお湯に浮かぶ自分の胸に手を触れた。
採点