《エロティック‡クエスト》無器用娘の無器用恋愛術
《エロティック‡クエスト》無器用娘の無器用恋愛術
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「…うん、生きてる。意識を失ってるだけだわ。」
グランの呼吸と脈を確認し、マリィベルはほっと胸を撫で下ろした。
「とにかく…介抱しないと…」
マリィベルはグランを介抱するため、自分の寝室へ連れていくことにした。グランを背負い寝室へと運んでいく。
「うぅ…重い…」
グランの体格はそれほど大きくないとはいえ、女性が一人で運ぶのはさすがに骨が折れる。ようやく寝室にたどり着いたときには、マリィベルは息を切らし汗だくになっていた。
「これでよし…と。」
何とかグランをベッドに寝かせ、マリィベルはこれからどうするべきか考えを巡らせ始めた。
「はぁ…何でこんなことに…どうすればいいのよ…」
ぶつぶつとぼやきながらベッドに横たわるグランの様子をうかがう。
無防備な姿をさらすグラン。見ているうちにマリィベルの中に邪な気持ちが芽生えてきた。
(今、グラン君…意識ないんだよね…これってチャンスなんじゃ…?)
一度そう考えてしまうと沸き上がってくる衝動を抑えきれない。マリィベルは吸い寄せられるようにグランに近づいていく。
グランの可愛らしい寝顔。マリィベルの目がその唇に釘付けになる。
「キス…しちゃおうかな…?」
そう呟くとマリィベルはグランの唇に自分の唇を近付けていった。
しかし、二人の唇が触れるまであと数センチになったときだった。
パチッ
意識を失っていたはずのグランの目が突然開いた。
「あ……」
まともに目が合い固まるマリィベル。この状況でどう言い訳するか考えるが、頭はパニックを起こしている。
しかし、次の瞬間マリィベルをさらにパニックに陥らせる出来事が起きた。
チュッ♪
(え…?)
重なり合う二人の唇。口付けたのはグランの方だ。
(え、え?っ!?)
さらにグランはマリィベルの体に腕を回すとグッと抱き寄せた。
(ウソ、ウソ、何なのコレ!?)
混乱するマリィベルをよそにグランのキスはどんどん積極的になっていった。
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