MATURE?危険な子供たち?
MATURE?危険な子供たち?
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すべてが愛しかった。
あの感触をもう一度味わいたい。何度でも美佳と交わりたかった。
あの、忘れえぬ快感を思い出せば思い出すほど下半身に熱が集中する。
この熱を押さえられるのは、この世でたった一人だけだ。
陽平は鈍く痛む腰を引きずりながら、ほとんど美佳に会うために学校へ向かった。
離れたところからでも騒がしいのがわかる自分の教室が近づくにつれ、陽平は胃が焼けるような緊張感に襲われた。
美佳に、どんな顔をして会えばいいんだろう。またいじめてしまわないだろうか。
なにより―…
美佳は再び自分とセックスをしてくれるのだろうか―…
小刻みに震える手を落ち着け、ドアをわざと勢い良く開けた。
「きっしょいんだよ杉菌!!死ねっ消えろっ!!」
相変わらずの美佳いじめに、陽平の緊張は更に高まった。
変に庇うのも不自然な気がして、ドア先でつったったまま教室に入るのを躊躇した。
俯いて、全ての罵倒を無視していた美佳だったが、気まずそうな顔をしている陽平を見つけると、途端ににこやかな表情を浮かべ、陽平に近づいていった。
「おはよう、陽平くん。」
教室中が静まり返った。
あの美佳が、愛想良く笑いながら陽平に挨拶をしたのだ。しかも『陽平くん』と。
しかしクラスの子供たちが驚いたのはこの後だった。
「……あぁ…。はよ…」
全員が目を丸くした。
どうして?なんで?と小声で話し合っている子もいた。
当の本人達はそんな喧騒も耳には入っていないようだ。
「陽平くん、お昼休み、屋上でしよう?」
美佳はそう囁いた後、スッと外へ出て行ってしまった。
『お昼休み』
『屋上で』
『しよう』
甘美で魅力的なその言葉が陽平の頭の中で繰り返し甦る。
「おいっ、陽平!何杉菌と喋ってんだよ!?」
業を煮やした仲間の一人が、陽平の肩を掴み、興奮しきった声色を上げた。
「あぁ……。ってか…もう杉園いじめるの止めようぜ。…飽きたから。」
これ以上何も言おうとしない陽平に、他の子供たちはもう何も言及できない。
このクラスのリーダーは陽平で、その陽平が止めようと言えば、有無も言わず止めるしかないからだ。
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