《エロティック‡クエスト》?スワルド洞窟編?
《エロティック‡クエスト》?スワルド洞窟編?
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数日後…
カランカラ?ン♪
「おっはようござい?ます♪」
今日も朝から『精霊の住み処』に元気なシオンの声が響く。
「おはようございます。」
後ろからグランも姿を表した。
「おはよう。今日も一緒なのね。」
いつものようにサラが掲示板に仕事の依頼書を貼りながら声をかける。
あの冒険をきっかけに二人は付き合い始め、ほとんどいつも一緒にいるようになった。
サラは少し悔しかったが、二人の幸せそうな様子を見るとあきらめがついた。
ただ、シオンのファンクラブは黙っておらず、グランはときどき大変な目にあっているようだ。
「あ、そうだ。二人に渡すものがあるのよ。」
「え?何ですか?」
サラはちょっと待っててと言ってカウンターへ行き、袋を二つ手にして戻ってきた。
二人が袋を受けとると、ジャラッという音がした。中を見ると金貨が入っていた。
「金貨じゃないですか。何で…」
「賞金よ。」
「賞金?何のです?」
サラが詳しく説明し始めた。
それによると、スワルド洞窟で倒した魔族と怪物に賞金がかかっていたそうだ。
そのことを知ったサラがギルド協会に申請し、昨日賞金が届いたのだった。
「でも、魔族倒したのはサラさんだし、怪物倒したのはグラン君ですよ。私は何も…」
「何言ってるのよ。三人で冒険したんだから、三等分で当然でしょ。いいから受け取っておきなさい。」
袋を手にしているグランがあることに気づく。
「ん?これかなり多いような気が…」
グランがサラを見ると、サラは目をそらした。
「き、気のせいよ。」
グランの感じた通り、賞金は三等分ではなく二等分にされていた。サラは自分の取り分を取らず、全て二人に渡したのだ。それは付き合い始めた二人へのお祝いのようなものだった。
「…そう、ですね。じゃあ、ありがたく頂いておきます。」
サラの様子から、なんとなくそのことに気づいていたグランだったが、サラの気持をくんで素直に受けとることにした。
「それじゃあ、今日もお仕事探しますかぁ♪」
賞金を受け取ったシオンが、いつものように仕事を探しに掲示板へ向かう。
「俺も一緒に探してきます。」
「えぇ、いいのを見つけてらっしゃい。」
グランも掲示板へ向かい、サラはカウンターへ入り、椅子に腰掛けた。
さあ、今日はどんな仕事を見つけてくるのだろうか。
まだ見ぬ冒険に思いをはせる二人を、サラはじっと見つめていた。
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