《エロティック‡クエスト》?スワルド洞窟編?
《エロティック‡クエスト》?スワルド洞窟編?
25ページ目
触手がシオンの秘裂に触れた。シオンの顔に恐怖が浮かぶ。
「やだぁ…いやだよぉ……助けてぇっ!!」
シオンが助けを求め、大声で叫ぶ。
しかし、触手は無情にもシオンに襲いかかる。
「いっ、いやぁあぁっ!!」
ズンッ!!
「ギャアァァッ!!」
叫び声が洞窟に反響する。
その叫び声はシオンのもの、ではなかった。
「………え?」
シオンが顔を上げると、シオンの倭刀が怪物の目に突き刺さっていた。
(何が…起きたの?)
状況の掴めないシオンの横に影が立った。顔を動かして影が誰なのか確認する。
「……グラン君!」
グランは腕を軽く振るい、魔力でシオンに絡み付く触手を吹き飛ばす。
「あ…ありがと…」
シオンが礼を言う。しかし、グランは無言で怪物を睨みつけていた。それはシオンが初めて見るグランの怒りの表情だった。
「キサマァッ!よくもシオンを酷い目にあわせやがったな!」
グランの怒りの叫びが響きわたる。
怪物が触手を伸ばし、四方八方からグランに襲いかかる。
「光の守護者よ!我に仇なす者を滅せよ!」
グランが叫び、左手を振るう。
光の障壁が触手の攻撃を防ぐ。障壁に弾きかえされた触手が黒い煙を上げてボロボロと崩れていく。
「グァアァァッ!」
怪物が悲鳴をあげる。危険だと感じたのか、泉へ逃げ込もうとする。
「逃がすかっ!」
グランが怪物に突進していく。怪物はグランを近づかせないために触手で攻撃するが、グランの周囲には障壁が張り巡らされていた。
触手を弾き飛ばし、本体にたどり着いたグランが右手をかざす。
「消し飛べぇっ!!」
怪物の本体に向かってグラン最大最強の魔法を叩き込む。
怪物の巨体がさらに大きく膨れ上がる。
「グゥオォォッ!!」
怪物が断末魔の叫び声をあげる。
怪物の体から光が発せられると、その中から光輝く龍が飛び出した。
怪物の中から飛び出した龍はグランの言葉通り、怪物を跡形もなく消し飛ばし、やがて消えた。
後にはシオンの倭刀だけが地面に落ちていた。
採点