道
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咲綺


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引っ越した日。新しい家には咲綺の部屋があって、咲綺はその日から2階の自分の部屋で寝る事になっていた。覚えているのは、階段を上りながら、大人達の騒いでいる声を聞いて、なんだか楽しいような、不安なような気持ちでいっぱいだった事。翌朝目覚めたら、ママとパパが、ギクシャクしていた。喧嘩したのかな。ぐらいにしか思ってなかった。けど、もう2人が楽しく笑い合う日なんて、こなかった。…もぅ、永遠に。家庭内別居が始まった。パパは、2階の、ママとパパの部屋になるはずだった部屋で、ママと咲綺と妹は、1階の和室で。家族から、他人。
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