幻想水滸伝SS 女借金取りの本当の気持ち
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流幻


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とうとうグレミオは壁を背負ってしまった。もう逃げ道はない。

「さあ、もう逃げられないよ……」

目前にカミーユが迫ってくる。

「こ、こんなことやめましょうよ、カミーユさん……」

情けない声を出して訴えるグレミオ。
しかし驚いたことにこれを聞いてカミーユの足が止まった。

「何で……だよ……」

カミーユがうつ向いてポツリと呟く。心なしか身体が震えているように見える。

「あの……カミーユさん……?」

気になったグレミオが声をかけるとカミーユは顔を上げた。頬には一筋の涙が伝っていた。

「何でそんなに嫌がるんだよ!アタシみたいな気の強い女じゃ抱く気にもならないのか?」

カミーユが大声で叫ぶ。両の瞳から次々に涙が溢れてくる。

「カミーユさん……」

思わずグレミオはカミーユを抱き締めていた。

「カミーユさんは可愛くて、強くて、とても魅力的な女性です……私も本当は今すぐ抱きたいんですよ……」

「じゃあ何で拒否するんだよ……」

グレミオの胸に顔を埋めながらカミーユが尋ねる。

「私とカミーユさんは歳が離れてますし……」

「そんなの大した問題じゃないだろ。」

「それにこんな形でしてもいいものか……」

「誘ってるのはアタシなんだからあんたが気にする必要ないだろ。」

二人の間に沈黙が訪れる。グレミオは断る理由を探すがもう見つからなかった。

「本当に私でいいんですか?」

「……さっきからそう言ってるだろ。」

「分かりました……」

グレミオはカミーユの顎に手を添え、上を向かせた。そして、今度はグレミオの方からキスをした。
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