幻想水滸伝SS 女借金取りの本当の気持ち
幻想水滸伝SS 女借金取りの本当の気持ち
12ページ目
「全部…入りましたよ……分かりますか?」
グレミオの問掛けにカミーユは声を出さず、ただ頷いた。
「痛いですか?」
またカミーユが頷く。大事なところに初めて受け入れた異物、痛くて当然だろう。
「……一度抜きましょうか?」
グレミオが心配そうにカミーユの瞳をのぞき込む。しかし、今度は大きく首を横に振った。そして、涙の浮かんだ瞳でグレミオをじっと見つめた。いや、睨んだ。
「ダメだ…抜くな……抜いたら……承知、しない…から…なっ……」
痛みをこらえ、声を絞りだして拒否する。
「だけど……無理をしては……」
「無理なんか……して、ない……だから……」
グレミオの身体を強く抱き締め、訴えかける。
「カミーユさん……」
カミーユが何故そこまで必死になるのか、グレミオには分からなかった。そもそもカミーユが誘ってきた理由も分からない。まさか本気で利息の代わりになんて考えているわけではないだろう。
カミーユの真意を掴めないグレミオは戸惑いの色を見せた。
「……好きなんだ。」
「は……?」
唐突なカミーユの言葉にグレミオは思わずポカンと口を開けた。
「今……何て言いました?」
聞き返すとカミーユはすでに赤くなっている顔をさらに真っ赤にして叫んだ。
「すっ、好きだって言ったんだ!何度も言わせるな、バカッ!」
採点