forgotton love
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笙花

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ーあなたは人を殺めたことがありますか?
…わたしは愛する人の為なら犯罪者になっても構わないー





午後3時50分。
多くの学生が帰路へと着いたり、そのままゲーセンやカラオケに直行する時間である。

そんな中、ある学校では1人の女子高生が昇降口に向かって廊下を歩いていた。
「なこ!!」
遠くから呼ぶ親友の津沼梨恵。
その声に気づき、海原那々子は後ろを振り返った。

「リエどうしたの?」

走ってきたリエはハァハァと息を整えながら喋り出した。
「『どうしたの?』じゃないよ、なこ。今、委員会終わったんだけどさ、高塚がなこに話あるって!!」

「…え、高塚が?」
高塚剋巳(かつみ)。那々子と梨恵のクラスメイト(男)で、生徒会長も務めている。

おまけに顔、成績、性格、全てにおいて優れ、人気もあり、男女関係なく憧れの的となっている。



(…話ってなんだろ?)
那々子は歩きながら色々考えてみたが、思い当たることは見つからなかった。

高塚がいる場所は那々子たちの教室である2ーC。

教室に行くと、高塚は自分の椅子ではなく、机に座りぼんやりと外を見ていた。
「…高塚?」


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